いつのまにやら、いちさんごなな。点光源のボケ味を探る。

昔、レンジファインダー時代は望遠レンズと言えば135ミリが上限の時代が有りました。 一眼レフの時代になると、200ミリ、300ミリ、400ミリ、500ミリとどんどん焦点距離は伸びていったせいか、135ミリは中望遠と呼ばれるようになった様です。

らいか
らいか

だ・か・ら、苺さんナナって何のことなのよ!(怒)

ぐりやん
ぐりやん

苺さんじゃなくて、いちさんご、135が7本のことなんですぅ。

てな訳で、1357意味不明ですが、えーと、135ミリがいつの間にやら7本もありました。 なので1357w。って事で気にしないでください(汗)

135ミリが7本で、いちさんごなな

7本の135ミリレンズ、まずは並べて比べてみました。

外観の比較

こいつらが1357ですw
Dsc04488
焦点距離はもちろん全て135ミリ。 明るい順に並べて簡単に特徴を、

各レンズの外観

PENTAX Super-Takumar 135mm F3.5

細く長く、ピントリングがワイドで美しいです。 Img_6101

 
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A.Schacht Ulm Travenar R 135mm F3.5

古いですが、半自動絞り、驚きの16枚絞り。 ゼブラリングが3本。ピントリング、絞りリング、絞り開放リングです。 アルベルト シャハト ウルム トラベナー と読むらしい。 ちょっと珍しめのレンズでしょうか? アルベルト シャハトが起業したレンズ専門メーカーで、ウルムは地名らしい。 人の名前+地名、エルンスト ライツ ウェッツラーみたいな感じですね。 Img_6103

SMC PENTAX 135mm F2.5

他のレンズより、ほんの少し明るいけど、ずんぐりっと、でかいです。 Img_6099

OLYMPUS E.ZUIKO AUTO-T 135mm F3.5

コンパクトで、フード内蔵。 オリンパスのレンズは絞りリングの位置が特徴的。 Img_6098

MINOLTA MC TELE ROKKOR-QD 135mm F3.5

結構大きめの絞り込みボタンがニョキッと生えています。 Img_6100

CANON NewFD 135mm F2.8

コンパクトです。フード内蔵 。
Img_6102

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NIKON Ai-S NIKKOR 135mm F2.8

意外とコンパクトでフード内蔵してます。
Img_6097

撮影テスト 点光源からボケ味を探る

CANONとNIKONは最短1.3メートルでその他は全て1.5メートルが最短です。 ですので全て1.5メートルで試写です。 夜景の試写も。 1.5メートルで玉ボケの特徴を見てみます。では。

PENTAX Super-Takumar 135mm F3.5

開放です。
Dsc04473
F4。絞りは6枚なのでボケも六角形
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夜景点光源を開放で。周辺部のレモン型のボケはキレイな形ですね。 Dsc04510
F5.6ほぼ綺麗な6角形
Dsc04512

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A.Schacht Ulm Travenar 135mm F3.5

開放では少しモヤがかかったようなハレっぽい感じ。後玉の曇りの影響か? 周辺部のボケはほぼ円形でキレイですね。
Dsc04476
F4 このレンズの絞りはなんと16枚!絞ってもボケは円形です。 Dsc04477
開放。周辺部でもあまりレモン型になりません。口径食少な目。イメージサークルが大きいのかもしれません。
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F5.6 流石の16枚絞り。ボケは丸いまま。素晴らしいっスね。口径食は、ほぼ改善。Dsc04516

SMC PENTAX 135mm F2.5

開放。今回の中で一番明るい。 点光源のボケも大きいです。 周辺はキレイなレモン型にボケますね。
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F4絞りは8枚でF4では微妙な手裏剣型です。 Dsc04480
夜景開放。F2.5と明るい為、ボケが大きいです。 Dsc04518
F5.6。正8角形。
Dsc04519
このレンズ少しだけど絞るとちょっとだけ手裏剣ボケになります。 これは1クリックだけ絞りました。F3.5ってところでしょうかね。 八角形の角が少しだけシャクっているのが分かりますか? Dsc04520
F5.6以上絞ればキレイな8角形になります。

OLYMPUS E.ZUIKO AUTO-T 135mm F3.5

開放。やはり周囲はレモン型。後ボケは若干暴れ気味。 Dsc04482
F4絞りは8枚、柔らかめの8角形。
Dsc04483
開放です。
Dsc04521
F5.6柔らかめの8角形になります。
Dsc04522

MINOLTA MC TELE ROKKOR-QD 135mm F3.5

開放。周辺ボケは、少し鋭い猫の目型です。 Dsc04485
F4。絞りは6枚で、柔らかめの6角形。
Dsc04486
開放。周辺部は少しイビツな猫の目型。
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F5.6。柔らかめでいい感じの6角形。
Dsc04526

CANON NewFD 135mm F2.8

開放
Dsc04497
F4絞りは8枚ですがF4では円形に近いです Dsc04498
開放。連続するボケのグラデーションが一番キレイな気がします。 Dsc04527
こちらは最短1.3mに合わせたところ。ボケが大きくなります。 Dsc04528
F5.6柔らかめの8角形。
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NIKON Ai-S NIKKOR 135mm F2.8

開放
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F4絞りは7枚
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開放。
Dsc04531
開放1.3Mこちらもボケが大きくなります。 Dsc04532
F5.6硬めの7角形。今回唯一の奇数絞りですね。 Dsc04533
135ミリというレンズは、あまり出番がなく中途半端な望遠と思われがち。 なので、なんか人気がない。 なので、当然安い。 ですが、程よく望遠、程よくコンパクト、安価、一本如何ですかw

この記事を書いた人
GRiyan

ぐりやんです。自称ジャンカメハンター。フィルムカメラに傾倒しています。ジャンクカメラを買い集めて、レストアするのに夢中です。ブログ歴17年。その他、タイヤが付いてる乗り物が好きです。特に2輪のものが好きです。雪山とか海で遊ぶのも好きです。そしてウクレレも好きです。

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