ジャンカメ ハンターのぐりやんです。
本日の獲物は1987年に発売された、トキナ製のAF超望遠ズームレンズ100-300 F5.6-6.7です。
シルバーボディでプラっぽさ全開のレンズですね。
マウントはPENTAX-KAFです。
Tokina AF 100-300 1:5.5−6.7
今はどうだかわかりませんが、大体200mmぐらいまでが望遠と呼ばれてそれを超えるものは超望遠とされていました。ですからこれは100mmの望遠域から300mmの超望遠域までカバーする3倍ズームレンズと言えますね。
情報は少ないですが8群10枚構成のようです。絞り羽根は8枚ですね。
どうやら開発はコシナが行ったようでして、OEMで数社から販売されたもののうちの一つがこの商品だったみたいです。
状態
状態はほとんど問題なくレンズエレメントは前玉裏に謎の汚れと中玉に微小なカビ玉が1枚あるだけです。その他AFの動作などには全く問題なく、難あり品として売られていてもおかしくない状態です。
でもなぜかマウントネジが錆びています。
そんなこんななので、セミジャンクとしました。
分解とクリーニング
何となく後ろからレンズを回してみると絞りより後ろのレンズがゴッソリと抜けて来ました。そしてこの後玉ユニットにはスプリングワッシャー的なものでテンションがかけられていました。つまり調整できるようになっていた訳です。組み立て時に調整(ズーム補正)が必要です。
唯一のカビ玉が簡単に外せたので良くみると拭き跡と傷がありました。またかよー。まあサクッとクリーニングしました。
前玉を外すため銘板を吸盤オープナで回してみましたが全く無理でしたので、貼り付けと予想して剥がしてみる事にしました。すると両面テープで貼り付けてあるだけでサクッと剥がれて、前玉は6穴のカニ目リングでねじ込んでありました。これを外したら簡単に掃除できました。
最終チェック
何も問題なかったのでカビの広がり予防のために簡単に清掃しただけなので、まあ写りは問題ありません。
コンディション認定
中玉にキズがある「難あり品」に認定ですね。ですがキズは小さく写りに影響はないでしょう。
あとがき
プラ外装で距離指標などもなく、「コストダウンもとうとうここまで来たか」と言えるチープ感満載なレンズです。しかしながらちゃんと写るんですよね。チープというよりもいらない機能を削ぎ落とした機能限定版って感じでしょうかね。いわゆるリミテッドエディションですねw
さて次回は?
最後まで読んでいただき感謝です。
さて次回は1988年に発売された、カメラメーカ製のAF標準ズームレンズをレストアしていこうと思います。乞うご期待w
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