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【徹底解説】ハーフカメラ:フィルムが高い今だからハーフを使おう!

この記事は約11分で読めます。

ジャンカメハンターのぐりやんです。
本日の獲物はハーフカメラについて語ってみたいと思います。

ハーフカメラとは?

そもそもハーフカメラとは何なのでしょう?ハーフだから半分ですよね?ハーフカメラやハーフサイズカメラなどと呼ばれることが多いですが、本来ならばハーフフレームカメラと呼ぶのがしっくりくる気がします。実際英語圏ではそう呼ばれているようです。

ハーフカメラの定義

ハーフカメラに使えるフィルムは一番普通の35mmフィルム(箱に135の表記あり)です。
ハーフカメラとは、35mmフィルムを使用するカメラの一種で、通常の35mmフィルム1枚の撮影エリアを縦に半分に分割使用することにより、1枚分のフィルムで2枚撮影できるカメラなのです。

ハーフサイズ(上)とフルサイズ(下)のモノクロネガ

通常の市販フィルムでは、ライカ判(フルサイズ)で撮影した場合の撮影可能枚数が表示されていますが、同じフィルムをハーフカメラで使うと倍の枚数撮ることができます。つまり最大36枚の写真を撮ることができる35mmカメラと比較して、ハーフカメラは同じ36枚撮りのフィルムを使った場合72枚撮影することができるのです。

最大72枚撮影できますから、カウンターも72まで刻まれている

24枚なら当然倍の48枚撮れます。40が赤いのは昔は24枚撮りではなく20枚撮りだったからです。よく見ると24の所が赤くなっていますね。これは昔は12枚撮りっていうフィルムも売っていたからなのです。

昔のフジ ネオパンSS 20枚撮りとの小西六(後のコニカ)さくらカラー12枚撮りのパトローネ

ハーフカメラの特徴とメリット

コスパ:最近のフィルムって高いですよねー。少しでも安くフィルムカメラを楽しみたいと思いませんか?ハーフカメラは通常の35mmカメラと同じフィルムを使用しますが、2倍の枚数の写真を撮影することができるのが最大のメリットですね。その分一枚の写真に使うフィルムの面積が半分になりますから解像感が低下することになります。デジカメで言えば解像度が半分になるのと似ています。

コンパクトさと軽量性: ハーフカメラは通常の35mmカメラより撮影フレームが半分で済むためカメラが小型軽量になり、持ち運びやすいという利点があります。アパーチャーの面積が半分で済みますからカメラがコンパクトになるんですね。

真ん中のレンズが覗いている穴(アパーチャー)のサイズを比べた写真

これらの特徴こそが、ハーフカメラのメリットであり魅力だと言えるでしょう。

ハーフカメラのデメリット

最大のデメリットは画質が低下するって事です。フィルムを半分にして使うので当然なのです。しかしこれは現代ではデメリットと言い切れない部分もあるのです。
何故か?
上にも書いたようにデジカメで言うところの解像度が半分になるのと似ているのですが、デジタルカメラでは画素が規則的に格子状に並んでいるのに対して、フィルムはアナログ記録なので画素という概念はなく、粒子がランダムに並ぶ感じで記録されているのです。なので解像度の低いデジカメのような荒い画像って感じではなく、粒子が細かいのか粗いのかという違いになるのです。

デジタルとは違うフィルムの粒状感(ISO400のフィルムでかなりアンダーなネガをプリントで持ち上げ)

上の写真は写ルンですで撮った極端な例ですが、画質が低下すると言っても粒状感が強い、ある意味「味のある絵」になるのです。このような粒状感は高感度フィルムになるほど、そしてアンダーで撮ったものを焼き付け時に無理やり持ち上げることにより、このように極端になります。さらにハーフの場合この粒子が相対的に倍の粗さになるのです。最近ではこれをエモいと賞賛する声が多数見られるんですよね。このような粒状感はデジカメの感度を上げることでも出るには出るんですが、なんか違うんですよ。レタッチでも出せるかもですが、やはり同じにはならないんですよね。
ハーフカメラはの場合は撮影面積が狭いため、さらに粒状感が強調されますからフルサイズとは異なる独特な写りを生み出すことになるというわけです。これは偶然の産物とも言えますが、意図的に高感度フィルムを使ったり、増感現像したり、アンダーで撮影するなどのテクニックを使えば再現することも出来ます。(テクニックが必要ですがw)

ハーフカメラの種類

ハーフカメラは、多種多様な機種がたくさんのメーカーから発売されていました。一時期爆発的に流行し販売数を伸ばしましたから、現在でもかなりの台数が流通しています。
代表的なハーフカメラの種類やメーカーについては、前に記事にしていますから、そちらをご覧いただければと思います。

ハーフカメラに適したフィルムの選び方

ハーフカメラに適したフィルムの種類や選び方について解説します。
どんな写りを狙うのか?で適したフィルムは変わってくるのですが、できるだけ粒状感を抑えた(いわゆる微粒子)滑らかなでキレイな写真を望むならば、ISO感度が低いフィルムを選ぶのが良いです。ただでさえフレームサイズが小さく粒状感が目立ちやすいですからね。感度が低すぎるフィルムはそれなりのデメリットもありますからISO100が良いでしょう。しかし最近では粒子の荒れた写真を求める声もよく聞かれます。そういう写真をたりたい場合にはハーフはうってつけですね。ただでさえ粒状感が目立ちやすいですから、高感度フィルムを使うとされに荒れた写真になります。

こちらはハーフで撮ったのと同じにするためライカ判で撮った写真を半分にトリミングしてあります。フィルムは今はなきネオパンスーパープレストでISO感度は1600です。どうですかこの荒れた感じ。
しかし高感度フィルムを使う上で注意点があります。古いハーフカメラでは高感度フィルムに対応していない場合があります。初代PEN EEなどはISO(ASA)200までしか使えません。マニュアル撮影が可能なPENやPEN Fでも昼間に使うならばASA400が限界です。屋内や夜ならば1600も可能ですけどね。
その他にも粒状感を出す手法は色々とあるので(例えば現像液の温度を上げるとか)興味ある人は調べて挑戦してみるのも良いでしょう。

結論:きめ細やかな写真を撮りたいときはISO100、ザラッとした粒状感を出したいときはISO400を選びましょう。(ただし自動露出(EE)カメラの場合はカメラの最大設定値に注意すること)

ハーフカメラの購入ガイド

ハーフカメラを購入する際のポイントやおすすめの機種を紹介します。

私は初心者なのです

フィルムカメラに慣れていないし露出なんて言われてもピンとこない。押すだけで取れたら最高。でも失敗は嫌だ。そんな貴方には、ピント固定のEEカメラがオススメです。
オリンパスPEN EE2かPEN EE3の前期型やリコーのオートハーフなどをお勧めしたいと思います。

私は初級者なんだよね

フィルムカメラなら持ってる。(フルオートだけどね)そして、次はハーフに挑戦したい。そんな貴方には初心者と同じオリンパスPEN EE2かPEN EE3の前期型やリコーのオートハーフが良いと思います。またフルオートカメラとをお望みであれば、京セラのサムライシリーズコニカ レコーダーなどがオススメです。

私は中級者だが何か?

フィルムカメラは既に使っている。目測ピントも何のその。でもヤマ勘露出は苦手だから、できればカメラにやって欲しいんだよね〜。最低でも露出計がついてるやつがいいなー。
そんな貴方は、PEN EES系なら、自動露出だけどピントは目測です。フジカハーフフジカドライブは自動露出ですがマニュアル露出も可能です。キヤノン ダイアルデミシリーズミノルタ レポも良いですね。露出計付きのマニュアル機なら、PEN Dリコーキャディなら露出計内蔵ですよ。珍しいものが良いならば、オートハーフSLオートハーフZFなども良いですね。フジTW-3って手もありますね。
一眼レフならPEN FTでしょう。

ワタクシは上級者なのだよ

すでにフィルム一眼レフやレンジファインダー、中判カメラも使っている。目測でピントを外すことはないし、露出計なくてもヤマ勘露出でイケるぜ。
そんな貴方には、初代PENPEN S などが良いでしょう。そしてPEN Fも視野に入りますね。
あえてPEN EEシリーズやオートハーフなどのかんたんカメラをスナップ専用機として買ってみるのもオススメです。ピント固定でセレンによる自動露出の押すだけカメラが驚きの写りをしますから、目から鱗が落ちるのは確実でしょう(鱗が落ちなくても責任は取りかねますw)

わしは超上級者なのだが?

フィルムカメラなら何台も持っているし、現像も自分でやっちゃう。ハーフカメラも持っている。けれども何か見たこともないハーフカメラが無いかといつも探している。

そんな貴方はラピッドのハーフサイズなんて如何でしょう?ペンティやフジカラピッドD1ですね。買うならばラピッドカートリッジが二つ付いているものをお買い求めください。旧ソ連製のアガート系良いですね。

拙者は変態マニアでござる

拙者と同じですねw。そんな貴方は壊れてるジャンクでも何でも、好きなん買ってくださいね〜。
あえていうならコレレKでも買ってください。(拙者にもコレレKを買ってくれ〜)

世界初のハーフカメラと言われるコレレK

ハーフカメラの作例

では最後に、今まで紹介してきたハーフカメラの作例の中から、いくつか紹介してみたいと思います。

AGAT18K KONICA JX100

これは旧ソ連時代のベラルーシ製アガート18Kで撮った写真です。トイカメと言う人もいますがおもちゃっぽいのは見た目だけ、テッサータイプの良いレンズがついています。

OLYMPUS PEN EES-2 KONICA MINOLTA CENTURIA SUPER100

これはPEN EES-2で撮ったやつ。このカメラもレンズはテッサータイプですね。薄暗い時間帯で絞りは開放になっていますから周辺光量落ちがみられます。

VEB Kamera-und Kinowerke Dresden FOMAPAN 100 classic

これはペンティで撮ったやつ。テッサーに比べると周辺がボヤッと写るのが特徴のトリプレットというレンズを搭載しています。

OLYMPUS PEN (三光商事製)FUJIFILM NEOPAN SS

こちらは初代PEN。マニュアル専用機なのでこのようにバックをぼかした写真も何とか撮ることが出来ます。

OLYMPUS PEN-D KONICA MINOLTA CENTURIA SUPER100

こちらはPEN-Dの作例です。目測ですがうまく近距離にピントが合いました。PEN-DはF1.9という大口径(ある意味オーバースペックっすなw)レンズを積んでいるのです。シャッター速度は最高1/500ですからこんなシチュエーションだと頑張ってもF5.6までしか開けることは出来ません。ですから後ボケには絞りの5角形が出ていますね。

CANON DEMI(初期メッキフレーム)KONICA MINOLTA CENTURIA SUPER100

こちらはキヤノン デミですね。全く素晴らしい写りです。このレンズは謎が多いのですが、分解した人のレポートによるとテッサータイプをレトロフォーカス化したレンズなようですね。

PEN FT + G. Zuiko Auto-S 40mm F1.4 KONICA MINOLTA CENTURIA SUPER100

最後はPEN-FTです。レンズはG. Zuiko Auto-S 40mm F1.4です。35mm換算では58mm程度となります。このカメラは一眼レフですから、レンズさえ揃えれば何でも撮れます。しかしレンズは流通量が少なく高価なものが多いです。

PEN FT + G. Zuiko Auto-S 40mm F1.4 KONICA MINOLTA CENTURIA SUPER100

PEN-Fシリーズは一眼レフですが、ハーフですし独自の設計でペンタカバー(一眼レフについてる三角屋根みたいなやつ)がありませんからかなりコンパクトです。マニュアル露出だから表現も自由自在です。究極のハーフカメラと言ってよいでしょう。

PEN FT + E.ZuikoAuto-T100mmF3.5 KONICA MINOLTA CENTURIA SUPER100

これはE.ZuikoAuto-T100mmF3.5を使っての作例です。35mm換算では140mm程度となりますね。望遠レンズは人気がないのでお安いです。

あとがき

全般的に言えることですが、壊れているカメラを買うのはマニア以外にはお勧めしません。専門の修理店に依頼すれば治せることが多いですが、セレンなどの交換が効かない部品が壊れていると修理はできません。そして修理には高額な工賃が発生しますので、専門店で完動品を買うのが良いでしょう

お買い物リンク

リンクを載せてはいますが、お勧めは専門店で並品以上の購入ですよ〜。
難あり品はマニア用!(レア品で高額な修理費も厭わないならば止めはしませんがww)

ぐりやん
ぐりやん

最後まで読んでいただき感謝です。
ハーフカメラは各社からとてもたくさんの機種が発売されてかなり売れたモデルが多いですから今でも流通量は多いです。しかも各社ともに他社との差別化と低価格化にしのぎを削っていましたから個性あるカメラが多くてついつい集めてしまいがちになります。ご注意あれwww

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