ジャンカメハンターのぐりやんです。
今日は、あのライカのプラスチッキーなAFカメラで撮ったの試写結果をお届けします。
先日、レンズがクモったジャンクとして入手したライカミニですが分解修理により使えそうな状態になりましたのでフィルムを入れて試し撮りしてきました。
さて、ちゃんと撮れていたのでしょうか?
Leica mini / ELMAR 35mm F3.5
ライカミニは1991年に発売されたコンパクトカメラです。ライカのカメラって事でレンズはエルマーがおごられているのです。その後1993年に II、1996年にⅢと続きMINILUX(ミニルックス)にバトンタッチしてその名は消えたのでした。
製造は当時のナショナル(現在のパナソニック)だと言われています。

しかしライカだけにレンズはエルマー35mmF3.5を搭載しています。しかし分解してみると3群構成ではあったものの通常のテッサータイプではなかったので、構成を調べてみました。

3群4枚では有りますが変わった構成ですね。ペッツバール型に似ていますが少し違う様ですね。
これは撮影結果が楽しみです。
Leica mini
ELMAR 35mm F3.5
フィルム:KODAK TMX100
現像:ND-76処方(自家調合)定着:ラピッドフィクサー
データー化:Nikon COOLSCAN Ⅴ ED
それでは、いきます。
音戸界隈から早瀬大橋
呉まで7km

いい感じの周辺減光がありますね。
第二音戸大橋架橋工事現場

音戸渡船

働く船と早瀬大橋

露出の自由度はありませんが、悪くないですね。
広島市内散策
オソロイ

車高短

本比?

信号待ち

3000形

おお、この感じいいですね。ハマれば素晴らしい絵が出ます
京橋会館#1

ピントの精度も悪くない様ですね
京橋会館#2

京橋会館#3

猿猴橋

周辺減光か改善されているカットもみられます。絞り込まれたと思われます。
ライオン

撮影後記
LEICA miniは自由度が少なく(露出補正とフィルム感度設定ぐらいは欲しかった)プラ剥き出しの安っぽい外観ですが、写りはなかなか良いと思います。
レンズはエルマー銘で3群4枚構成ですが、いわゆるエルマーの前後を反転させたような構成であり、コンパクトではよくある、絞り兼シャッターとなっています。絞りが開くと周辺減光が大きめだからレトロな写真を作ってくれるようです。このカメラは雨の日に使ってみたいですね。
操作面ではシャッター半押しでAF,AEロック(多分そうだと思う。実験結果は京橋会館#3。張り紙を狙って半押しして撮ってみた)全押しでフォーカス>シャッターというコンパクトカメラにありがちなパターン。なのでレリーズ後に自動でヘリコイドが作動してからシャッターが切れる設計なのでタイムラグは多め。GR1みたいに半押しでフォーカスまで行って欲しかったなあ。残念。
手動で設定できるのは、フラッシュ(AUTO,ON,OFF)、無限遠固定のみです。
ファインダー内の情報もLED1灯とLOMO LC-Aよりショボイ。
もうちょっとガンバッテ欲しかった。
でも拡大してみると、中々シャープでチープなボディからは想像できないような写り。
さすがライカです。
あとがき

最後まで読んでいただき感謝です。
ライカブランドのチープなAFカメラですが写りは侮れません。
結構気に入ってしまいました。
これは初代ですがⅢ型まであるようですよ。
気になる方は探してみては?
コメント