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感度分の16? 感度分の1って? 究極のヤマ勘露出決定法「感度分の1」で露出を決めよう

この記事は約13分で読めます。

ジャンカメハンターのぐりやんです。
本日は題の通りヤマ勘での露出の決め方について拙者が実践している方法を基にお話しします。
写真を撮る上で正確な露出の決定は非常に大事です。しかし露出計が使えないシチュエーションは必ず発生します。露出計を忘れたり、露出計が壊れたり、電池が無くなったり。
それでもメカニカルシャッターを備えたカメラであれば写真は撮れます。
しかぁし、そんな時どうやって露出を決定すれば良いのでしょうか?
そういったピンチに陥った時でもカメラに装填してあるのがネガフィルムであればヤマ勘でもなんとかなる場合が多いのです。
では実際にはどうすれば良いのか?
本題に入っていこうと思います。

拙者の場合は「感度分の16」とか「ASA分の16」と言うけれど

簡単にいうと定番の方法「ASA分の16」を使う方法なのです。
「感度分の16」も「 感度分の1」も「ASA分の16」も同じことを言っています。
英語圏では「sunny16」と言うらしいですよ。

「ASA分の16」は「あーさー ぶんの じゅうろく」と読みます。前にも書いたけれどASAというのはアメリカのフィルム感度の表し方で当時は主流でした。現在のISO値の基になりました。

らいか
らいか

ASAとかISOって何なん?わけわかめー??

はかせ
はかせ

説明しよう!
フィルム感度の規格は主に4つ                 
ASAのAはアメリカのA つまり「アメリカ標準規格」
DINのDはドイツのD つまり「ドイツ工業規格」
GOSTのGはガバメントのG (ソ連)政府の標準
そして現在の主流である
ISOのIはインターナショナルのI つまり「国際標準機構」の規格
ASA=ISOと思えば良いじゃろう。

では「ASA分の」とは何を表しているのか? 実はシャッター速度を表していルのです。
つまりASA100=ISO100のフィルムの場合は場合は「1/100」って事になります。
でもカメラには1/100は無いですから、近い値である1/125を使います。ですから1/125に読み替えて設定します。
そして「16」これは絞りを表しており、お天気ならば「F16」これが基本です。海外で「sunny16」と言われるのはこれが理由です。
お天気ならばシャッター速度は「1/ASA」で絞りは「F16」で適正露出になるよ!ってことです。

「ASA分の1」と「F16」だけで写真が撮れる!お天気ならねw

そんな訳でASA100=ISO100のフィルムを入れていて、お天気の日のひなただったら、シャッター速度を1/125そして絞りをF16にセットします。

お天気の日向(ひなた)ってどこでも明るさ同じですよね。
なので、お天気の日向ならばどこに行ってもこれでOKです。
ISO400のフィルムを入れたら?
シャッタースピードの1/400はほとんどのカメラに無いから1/500にセットすればOK。絞りはF16のままでいいのです。
これで貴方も露出計なしでも撮影が可能になりましたねw
お天気の日限定ですがw

日陰ならば?どうすれば良いのか?

逆光のことを考えてみましょう。逆光というのは被写体の後ろに太陽があって顔が日陰になった状態ですよね?

これはオリンパスXAの逆光補正スイッチです「BACKLIGHT+1.5」と書いてありますね。
バックライト、つまり逆光の時に露出を+1.5段補正するスイッチです。+1.5って何でしょう?
+1.5段はわかりにくいので+2段で説明します。

これは単体露出計の露出計算盤です。今は、ASA100でお天気の場合の1/125 F16になってますね。
これを+2段にするとはどういうことかと申しますと、まあ簡単に言えば明るく撮りたいわけですからシャッター速度を遅くするか絞りを開ければ良いわけですね。明るくするならシャッターでも絞りでも数字を小さくすれば良いのです。

露出計のダイアルを明るくする方にダイアルを2目盛ぶん回してみました。
すると1/125とF8の組み合わせになりました。これが+2段という意味です。

逆光=日陰ですから 日陰で撮るならこの組み合わせでOKと言うことになります。

ところでこの露出計の目盛りの数値どこかでみたことありませんか?
そうですカメラのシャッター速度と絞りの数字と同じですね。

カメラのシャッター速度と絞りは全て露出で言うところの1段刻みで数値が書いてあるのです。(意味わかるかなー?)

1段って何? シャッター速度で理解する!

ではこの1段ってなんじゃろうか?って事なんですが実は非常に分かりやすい考え方なのです。
「+1段」するとフィルムに当たる光が倍になり「-1段」すると光が半分になるって事なのです。

シャッター速度で考えるのが一番わかりやすいかな?シャッター速度ダイアルに書いてある数字は数字分の1秒を表しています。250ならば1/250秒シャッターが開きその間だけフィルムが露光するという事ですね。

では1/250秒とは何秒なのかというと1÷250ですから0.004秒つまり0.004秒シャッターが開きます。1/125ならば時間で2倍の0.008秒シャッターが開きます。1/250秒と1/125秒を比べてみると1/125ではシャッターが開く時間が2倍になりますからフィルムが露光する時間が2倍になります。すると明るく写ります。明るく写るのがプラスってことです。
逆に1/125秒から1/250秒にシャッター速度を速くしたら?当然フィルムが露光される時間は1/2倍(半分)になりますから暗く写る。つまりマイナスってことになる訳です。

そしてこの「2倍」と「1/2倍」がまさに1段なのです。もっと簡単に言うとシャッター速度ダイアルに表示してある数字が一段刻みになっているのです。

絞りはどうなのか

上の方に「非常に分かりやすい考え方」と書きました。
そうです。絞りの表示も全て1段ずつになっています。つまり1段絞れば露光量が半分になるのです。
例えばF1.4からF2(マイナス1段:1段絞る)にすると光の量は半分になるのです。
日陰のところに書いたF16からF8はプラス2段(2段開ける)ですから露光量は4倍になるのです。
つまり日陰はひなたの1/4の明るさしか無いと言う事になりますね。
そして絞りの表示もシャッター速度と同じように1段刻みになっています
まあ超カンタンに書いてますから気になる方はググって勉強してみてくださいね。

露出段数と露出倍数

簡単に露出段数の説明をしてみましたがもう一つ露出倍数という考え方があります。プラス1段とかマイナス1段ではなく2倍とか1/2倍という考え方です。1段って何?のところで少し説明していますが考え方的には読んで字の如く露出のプラスマイナスを倍数で表す表現方法です。1/1000から2x(2倍)であれば露光時間が2倍になる訳ですから1/500、4xであれば1/250という事になります。
逆に1/2xであれば1/2000、1/4xであれば1/4000となりますね。
つまり+1=2x +2=4x -1=1/2x -2=1/4xとなる訳です。

倍数表示のカメラCONTAX RTS CANON A1 PENTAX ME


初期のAE機にでは倍数表記の露出補正ダイヤルのものが結構ありますから混乱しないようにしましょう。分数があれば露出倍数表記と覚えておけば良いでしょう。

CONTAX RTS(倍数)とCONTAX RX(段数)

シャッター速度の場合はシャッター速度の数字が2倍で露光時間は1/2倍と比較的わかりやすいのですが、絞りの場合は絞りリングの数字が√2倍で露光量が1/2倍とかなり分かりにくいですね。
それが理由なのかわかりませんが、後年では直感的にわかりにくい倍数表示は消滅して段数表示が主流となりました。

自然光が都合よく1段つ変わるわけないじゃん

当然その通りです。都合よく一段づつ変わってくれれば良いのですがそんなことはあり得ません。
ですがフィルムの濃淡を考えると明るいところから暗いところまで無段階に表現されていますよね。このネガの黒いところから透明なところまで(実際は完全に透明なところの一歩手前まで)、再現できる領域のことをラチチュードと言います。
明るさと暗さの許容範囲といった方がわかりやすいでしょうか?
デジカメで言えばダイナミックレンジですね。これがネガフィルムはかなり広いのです。
なので多少アバウトに露出を決めてもちゃんと写る訳ですね。ですから露出補正も1段刻みであまり問題にはならないのです。

ただしポジ(リバーサル)フィルムの場合はラチチュードが狭いので露出もシビアです。ですから1段刻みの露出補正ではちょっと厳しいです。そういった場合は1/2段刻みや1/3段刻みで露出補正ができるカメラを選んだ方が良いかもしれませんね。まあ超高価となったリバーサルをAEで撮る人がいるのか?って気もしますがねぇ。

フィルム感度にも段数はあるのか??

まあ当たり前ですが、段数(倍数)の考え方はあります。
フィルム感度の段数はシャッター速度と同じ倍数を基本とした考え方がわかりやすいです。
つまりISO値が2倍になれば感度がプラス1段分上がり、1/2になれば感度がマイナス1段分下がります。
「ASA分の」ってのがココなんですよね。

お天気であれば
ASA100のフィルムで1/125とF16の組み合わせでしたから
ASA200のフィルムならば1/200は無いから近似値の1/250とF16の組み合わせ
ASA400のフィルムであれば1/400は無いから近似値の1/500とF16の組み合わせ

となるのです。
つまりお天気ならば絞りはF16に固定して、シャッター速度は「1/ASA」に設定する
ASA100のフィルムであればシャッター速度は1/100、ASA200なら1/200(なければ1/250)、ASA400ならば1/400は無いから1/500って具合ですね。

その他の考え方は同じ。日陰ならば+2段ですから、絞りを2段分開く、つまりF16→F8にすればOKって感じです。

ここまできたら応用もできますよね。
例えばASA400のフィルムを入れて、ひなたで1/500、F16で撮っていたとしましょう。次に日陰で撮りたいと思った場合、絞りを2段開く事になります。つまり+2段ですね。+2段ですからシャッター速度を2段分遅くしても良いわけです。具体的には500→125ですね。
そして大事なのは多少ずれても問題ないって事です。多少露出がズレてもきちんと写真は写るんですよ。
あとはフィルムの特性上マイナス側は許容範囲(ラチチュード)が狭く、プラス側の許容範囲が広いんですね。ですから迷ったらプラスで撮るのが正解です。
先ほどの日陰のシーンで考えると、+1.5段したいけど迷ったならば+2段の方が良いと言うことです。
プラスにするとネガは濃くなりますからね。濃いネガの方がプリント(スキャン)するときの修正がしやすいと思えばわかりやすいかな。薄いネガはつぶしが効かないって感じですね。

シャッター速度を落とす? 手ブレはどうなん?

ところで、シャッター速度を落とすと手ぶれの心配がありますよね?フィルムカメラには手振れ補正がありませんからね。(実は光学式手振れ補正が組み込まれたカメラやレンズも存在します)
そこで昔から言われていたのが「1/焦点距離」(焦点距離分の1)の法則です。
これも読んで字のごとくなんですが「1/焦点距離」のシャッター速度を下限にすれば手ぶれしにくいと言う目安です。
例えば50mmのレンズであればシャッター速度1/50以上で撮ればブレにくいよって事です。
これも1/50なんてカメラには無いですから1/60か頑張っても1/30ぐらいが下限と思えば良いでしょう。200ミリの望遠レンズならば1/250か頑張っても1/125って感じですね。

ものは試しだ!やってみよう!

これまでの説明でだいたい理解できましたでしょうか?より、こんがらがっちゃったかなぁ。

まあ、実践してみるのが一番です。フィルムはISO100を使い、1/125 F16でちゃんと写るか?試してみると良いでしょう。でも失敗したらフィルム高いですよね。どうしましょw

では、露出計の付いているカメラ、単体露出計を持っていれば、お天気の日の屋外で露出を測ってみてください。1/125 F16で概ね適正露出になるはずです。2段以上ズレていたら露出計が狂っているかも知れません。

デジカメなら撮影して確認するのも良いですね。
デジカメをお天気の下に持ち出して、ISO100固定、Mモードで 1/125 F16にして撮影してみてください。ちゃんと撮れるはずです。
そして日陰に入ったら絞りをF8にして撮ってみてください。ちゃんと撮れるでしょ?
曇りの日は日陰と同じくF8ぐらいで適正になります。ただし曇りは薄曇りから真っ暗な曇りまでありますから後は経験と勘でしょうね。

基本的にお天気の屋外以上明るいところはありませんから常にプラス何段する必要があるのかを考えれば良いのです。自分の生活空間のあちらこちらで露出を測ってみれば、どれぐらいの明るさでプラス何段すれば良いのか?いずれつかめてくると思います。

屋内ではどうすんの?

屋内でヤマ勘で撮るってのは非常に難易度が高いです。素直に露出計を使いましょう。
露出計の付いていないカメラでも単体露出計で一度測って、それを基準に少し暗そうであればプラス側に、窓際などで明るくなればマイナス側に露出を修正すればなんとかなるもんですよ。
デジカメ使って練習するのも良いですね。

ダイヤル式の露出計のススメ

慣れないうちはダイヤル式の露出計を持ち歩いてあちこちの露出を測ってみるのがオススメです。


露出計アプリでも良いかもですが、ダイヤル式の露出計が直感的に露出の組み合わせが読み取れるので勉強になります。

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一眼レフを構えて露出の勉強をするのは大変ですからね。
その場所場所で露出を測り1/ASAのシャッター速度と組み合わせる絞りは幾つなのか?
つまり何段開ければ良いのかが頭に入ればヤマ勘露出での成功率は格段に上がるでしょう。

アナログダイヤル式の露出計では指針と追針を合わせると露出の組み合わせが一目でわかる
1/4000 F2.8でも良いし1/2000 F4でも良いし1/125 F16でも全ての組み合わせで適正露出となる

ヤマ勘露出でキレイに写っていたら感激ですよね。

あとがき

普段は露出計を使うのが基本ですが、露出計を忘れたら?露出計が壊れたら?電池が切れたら?
ASA分の1!これを知っていればなんとかなものなのです。
電子シャッターのカメラやAFカメラは電池切れたらアウトですけどね。

ぐりやん
ぐりやん

最後まで読んでいただき感謝です。
なんだか簡単に説明しようと思ったらグチャグチャになってしまいました。
質問がございましたら拙者の分かる範囲ではありますがお答えしますのでw
では、おやすみなさい。

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らいか
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