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小さなレンジファインダーカメラ10選|手持ちのレンズ固定式レンジファインダーカメラを小さい方から選んでみた

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おはこんばんちは。ジャンカメハンターのぐりやんです。
今回は拙者の所有するレンズ固定式レンジファインダーカメラ約40台のうち小さいものから10台を選んでみました。10台のカメラを選んだ方法なんですけど、今回は完全に私の主観です。つまり独断と偏見で選びました。私が手で持った時の感覚で小さいなぁと思えるものを小さい方から10台選んだってだけのことですw。なので細かいサイズ感は参考程度でお願い致します。
とはいえ、到底コンパクトとは言えない大型のコンパクトカメラ?が多い中、これらのカメラは本当に小さくて可愛くて持ち歩きに便利だと思いますヨ。

第10位 海鸥 205A

このカメラは中国製で謎が多いのですが、元々はシーガル205という1980年台に作られたカメラが元になっているようです。ボディには海鸥205Aと書いてありますが、日本の漢字では海鴎になりますかね。読みはHAIOU(ハイオウ)英語ではシーガルと読ませるようです。シーガル205は持っていませんが見た感じは、ほとんどのパーツが金属製でなんとなくコニカSシリーズに似ている気がします。1番の違いはレンズが50mmF2.8でしたが205Aでは38mmF2.8になっているのでスナップ向きだと思います。
私の個人的な見解ではあるんですが、このカメラはシーガル205のデッドスペックパーツを使って2003年ごろに製造されたみたいなんです。製造は中国上海の上海海鴎照相機(Shànghǎi hǎi ōu zhàoxiàngjī)という会社でした。このカメラの取説に上海海鸥数码影像有限公上海(シーガルデジタルカメラ)というシールが貼ってあるものが見受けられます。シーガルが社名変更したのは2011年であったためためその頃までは販売が継続されていたと思われます。

特徴は何と言ってもレンジファインダー搭載のプラカメってところ。ボディフレームは金属製ですが外装は安っぽいプラ製。そしてでグリップ付きっていうのも面白い。こんなカメラは他には思い浮かびません。世界に類を見ないレアなカメラと言えます。

レンズはHAIOU-45 38㎜F2.8で四片三組(Sì piàn sān zǔ)と書いてあります。つまり3群4枚のテッサータイプと思われます。コーティングはモノコートされているようです。プロンター型のレンズシャッターなのですが、ちょっと珍しいビハインド・シャッターでピントは全群繰出し式回転ヘリコイド、画質に有利な構造となっています。実はこれも珍しい気がします。

ファインダーは外光式ブライトフレーム付きでメガネの方でも見やすい設計になっています。情報表示などはありません。
シャッターは機械制御式、露出計はありませんから電池は不要です。

推しポイントはチープなプラ外装にも関わらず機械制御式の本格的なカメラであるって事です。これはの世界唯一と言えるのでは?

気になる方は探してみて下さいね

第9位 OLYMPUS 35 DC

オリンパス35DCは1971年に発売されました。DCはデラックスコンパクトの頭文字みたいですよ。デラックスっていうのは昭和っぽくて良いですねー。この個体は右肩にBCの表示(シール)がありますから、1974年に発売されたマイナーチェンジモデルであるOLYMPUS 35DC(BC)正式には「オリンパス35DCバッテリーチェッカ付き」です。

レンズはF.ZUIKO 40mmF1.7ととってもデラックスなものが搭載されています。F.ZUIKOですから6枚玉って事になります。構成は4群6枚構成ダブルガウス型ワタシが大好きなやつです。今回の10台の中で一番豪華なレンズってことになりますね。

露出制御はプログラムEEで最低シャッター速度が1/15って事で、手ブレしそうな低速シャッターは潔く切り捨てた設計となっています。Bもありませんから夜景を撮るのは難しいでしょう。
ファインダーは採光式ブライトフレーム付きなので撮影枠がくっきりと見えます。そしてファインダー下部にはシャッター速度と絞りの組み合わせが表示されており、メガネの方でも見やすい設計になっています。
シャッターは機械制御式なのですが、自動露出を実現するためハイブリッドな設計で電池がないと動きません。電池はH-D型水銀電池がひとつなのですが、現在は販売されていませんからアダプターを購入するなど工夫する必要があります。
推しポイントはもちろんこの明るいレンズをコンパクトなボディに載せたところ。
先日紹介したMINOLTA HI-MATIC Eよりかなり小さいです。ただ残念なのはハイマチックE同様露出のコントロールは完全カメラ任せなので「背景をわざとぼかしたい」とか「シャッタースピードを遅くしてブレを表現したい」などといった、意図的な表現は不可能なところです。それと電池がないと全く動きませんから注意です。

第8位 Lord Ⅳ B

ロード4Bは1955年に岡谷光学機械から発売されました。

シルバーは比較的見かけますがブラックはあまり見ませんので現存数は少ないのだろうと思います。驚くのはそのコンパクトさ。1955年当時に販売されていたカメラの中では最小の部類だと思います。塗装も高品質でエッジ等のスレはありますが剥がれ等はありません。

ここで岡谷光学について少しだけ調べてみました。
正式には岡谷光学機械で岡谷光機と略されることもあるようです。現在は無くなってしまいましたが、長野県岡谷市に存在していました。長野には光学機械メーカーが多いのですがこれは戦時疎開の影響だと思います。最近の研究では大本営や皇居を長野に移す計画があったとか無かったとか。そして岡谷光学も戦時疎開を目的に東京光学と服部時計店が共同で設立したそうです。ですからレンズには東京光学いわゆるトプコンのDNAが受け継がれていると言えるでしょう。そしてシャッターは当然SEIKOSHAが使われているってことになりますね。

どうですか?岡谷光学のこと気になってきましたか?
このカメラは非常に特徴が多いのですが今回はさらっと説明します。
レンズはハイコール40mmF2.8。構成は3群5枚これは紛れもないヘリアー型のレンズなのです。
シャッターは機械制御式なので電池は不要です。当然露出はマニュアルです
ピントリングはクリックストップのON/OFFが可能でSNAPモード?にすることができます。独特のニョキっと出てくる内蔵式巻き戻しレバーやフィルム巻き上げ/シャッターチャージインジケーター、ショートストロークなピントレバー、フィルムカッターなど盛りだくさんすぎてヤバいカメラです。

ファインダーにブライトフレームは無く情報表示もありませんがアイピースには柔らかめの樹脂カバーが付いていて、この時代としては珍しくメガネの方に配慮した設計になっています。

推しポイントだらけなのですが敢えてあげるとすれば、非常に珍しいヘリアー型のレンズと高性能なSEIKOSHA-MXをこのコンパクトなボディに詰め込んだところ
早いことレストアして試し撮りしないといけませんねー

第7位 ZEISS IKON CONTESSA 35

第7位は1950年発売のコンテッサ35です。コンテッサとはイタリア語で伯爵夫人という意味だそうですよ、確かに優雅なフォルムですよね
製造は西ドイツ時代のツアイスイコンシュトゥットガルトです

レンズは西ドイツのカールツァイスであるZeiss-OptonのTessar45mmF2.8が搭載されています。カールツァイスのレンズはS/Nから製造年を調べることができまので調べてみますと、1952年から1953年あたりに製造されたものと思われます。

このカメラはフォールディングカメラ、つまり折りたたみ式カメラで、レンズやなんかがボディの中にすっぽりと収まります。沈胴の構造は外からは見えないけれど内部は蛇腹式になっています
シャッターは機械制御なので電池は不要です。露出制御はマニュアルです

そして距離計はZeissIkonお得意のドーレイカイル式でCONTAXと同じような左右がつながったプリズムを使った贅沢な設計で見えが良いです。
そしてセレン式の露出計まで搭載されており多機能高性能カメラなのであります。

ファインダーにブライトフレームはなく情報表示もありません。メガネを方はちょっと使いにくいですね。

推しポイントは憧れの本家テッサーを搭載していること露出計を搭載しているところ沈胴ギミックが遊び心をくすぐるところ。ファインダーのくっきり感も群を抜いている気がします。

第6位 KODAK Retina II a

第6位は、1951年にドイツのコダック社が発売したレチナIIa(Retina IIa)です。こちらもコンテッサと同じ蛇腹式のフォールディングーカメラです。

実はこのカメラずーーーーーーと探していたんです。もちろん札束を積み上げれば買えるのですが、安いジャンクはなかなか無いのです。そしてやっとお安い極上ジャンクをゲットしたという訳ですまあ、極上ジャンクって意味わからないですけどねー

レンズはドイツの名門シュナイダークロイツナッハ製のレチナクセナー50mmF2。このサイズに50mmF2をつめ込んだのはすごいですよねー。レチナは大衆向けとして開発されたと言われていますがチープ感は微塵もなく高級カメラと言うほうがしっくりきます。持った感じはずっしりしていて、操作感はカッチリでいかにもドイツ製って感じです。
シャッターはドイツの高級シャッターであるシンクロコンパー。機械制御なので電池はいりません。
ファインダー内にブライトフレームや情報表示はありません。メガネの方にはちょっと使いにくいと思います。
推しポイントはありません。全てが良すぎてここが推しですって感じじゃないんですよ
ワタシ的に満点のカメラです

第5位 KODAK Signet35

第5位は1951年発売のSignet35です。特徴は何と言っても全てがアルミダイキャストでできているってところ。裏蓋もアルミダイキャストですよ。こんなカメラはそう多くは無いでしょう。そしてこの見た目かわいいですよねー。この外観からミッキーマウスカメラと呼ぶ人も居るとかいないとかw

レンズはイーストマンコダックの名玉、エクター44mmF3.5で、構成は3群4枚のテッサー型です。シャッターはコダック独自のシンクロ300で音も独特です

ファインダーはアイポイント遠めでメガネの人は見にくいです。ブライトフレームや情報表示はありませんが2重像の形が三角で面白いです
推しポイントはなんと言ってもこの見た目。 これは個性的ですよね。
アメリカンな感じがしますし、とてもカワイイです。

第4位 MINOLTA HIーMATIC F

第4位は1972年発売のミノルタハイマチックFです。ハイマチックFは、ミノルタ最後のレンジファインダー搭載コンパクトカメラでした。ハイマチックEからの大きな変更点はレンズがF1.7のプラナー型(4群6枚)の高級志向からF2.8のテッサー型(3群4枚)のコンパクト志向へ変更された事でしょう。これは紛れもなくコニカC35を意識しての事だと思います。登場はC35から遅れること4年でしたが、その2年後1974年にはコニカC35EF、いわゆるピッカリコニカの登場・大ヒットにより、コンパクトカメラはフラッシュ内蔵の時代に急速にシフトしていく事になります。
レンズはROKKOR 38mmF2.7。2.8ではなく2.7ってところはC35よりちょびっとだけ明るいアピールでしょうか?これは意味ないですねー。
ファインダー内には手ブレ警告の赤ランプのみの簡易的なもの。ただし外光式ブライトフレームがくっきりと浮かび上がっていてメガネをかけていてもみやすいです
電池はHM-N型水銀電池が2個なのでアダプターを購入するなど工夫する必要があります

推しポイントは低速まで切れる電子制御シャッターと80センチまで寄れること。このクラスで80センチまで寄れるカメラは珍しいと思います。電池がHM-Nなところはマイナスポイントでしょうね

第3位 KONICA C35

第3位は1968年登場のコニカC35です。「じゃ~に~コニカ」という愛称で大ヒットしたカメラです。当時は大口径レンズを搭載した大型コンパクトカメラがもてはやされた時代でしたが、対するC35はその小ささから爆発的に大ヒットしてこのカメラからコンパクトカメラの潮目が変わります。競合各社からコンパクトなレンジファインダーカメラが次々と登場することになりました。

レンズは3群4枚のテッサータイプで、名玉と言われたHEXAR(ヘキサー)の流れを汲む3群4枚のHEXANON(ヘキサノン)を搭載しています。
この個体は初期のものでラジオアクティブレンズ、いわゆるアトムレンズを搭載しているためレンズがかなり黄色く変色しています。
ファインダーは採光式ブライトフレームでフレームがくっきりと見えメガネの方でも見やすい設計になっています。右側にはシャッター速度と絞りの組み合わせが表示されます。

推しポイントは「カメラ!」っていうデザインですかね?もちろん小さいところはとても良いです。とてもたくさん販売された為中古の玉数は豊富なところも良いですね。このカメラは芦田愛菜さんが車のCM内で使っているカメラですよ。このデザインの良さから採用されたのかもしれませんね。それとLR44など100均でも売ってる電池が使えること。これはでかいですね。
残念なのはシャッター速度が1/30までしかなく暗所に弱いことですね。せめて1/8までは欲しかったところです。 

第2位 FUJICA GER

第2位は1973年に登場したフジカGERです。これもC35に対抗して作られたカメラですね。しかしC35と同様なカメラはもう時代遅れになりつつあったんですよ。1974年にはC35EFピッカリコニカが出ますからね。ですからこのカメラはあまり売れずにフラッシュフジカにバトンタッチしたんだろうと思います。まあこれらのカメラが発売された時代はコンパクトカメラ戦国時代だった訳ですよね

レンズはFUJINON38mmF2.83群4枚のテッサー型です。
ファインダーには外光式ブライトフレームがくっきりと浮かび上がっていてメガネをかけていてもみやすいです。ファインダー内表示はバッテリーチェック兼手ブレ警告の赤ランプのみの簡易的なもの。
電池はHM-N型水銀電池2個なのでアダプターを購入するなど工夫する必要があります
推しポイントは電子制御シャッターによって低速4秒までいける暗所性能とISO800まで対応している事。90センチまで寄れる事も良いです。8角形デザインによりかなり持ちやすく小さく感じます。
残念なのはシャッターストロークが深いこと電池がHM-Nなことです。

第1位 OLYMPUS XA

そして第一位は1979年発売のOLYMPUS XAです。これは誰がなんと言おうと世界最小の35ミリフルサイズレンジファインダーカメラなのです。発売はオリンパスで、あの天才設計者「米谷美久」氏の設計です。このカメラはかなり独創的でありまた革新的な設計で、コンパクトカメラの歴史を変えたと言えるカメラです。

まずはケース不要のデザイン。これが素晴らしいのです。バリアと呼ばれるスライド式の蓋を閉めると全ての光学部品がカバーで覆われます。つまりケースがいらないのです。またこのカバーは電源スイッチも兼ねており、電源が切れるのでシャッターもロックされるのです。

そしてレンズがまた凄いのです。
小型カメラのレンズはほとんどの場合がテッサー型やトリプレット型などの1900年代初頭に発明されたデザインを踏襲していました。しかしの旧来のレンズレイアウトではかなり長いバックフォーカスが必要でカメラの小型化に限界があったのです。そこで採用された新技術がテレフォト型という主に望遠レンズで採用される手法なのです。望遠レンズ焦点距離が長くレンズが長大になるので、小型化のためにテレフォトタイプというレンズレイアウトが使われます。これによりレンズの全長をコンパクト化できるのです。これを焦点距離の短いコンパクトカメラのレンズに応用したのです。それによりカメラをこんなに薄くすることに成功したのです。

XAとFF-1のレンズ構成図とバックフォーカスの比較図

一眼レフでは逆に長いバックフォーカスが必要となるため広角レンズではレトロフォーカス型のレイアウトが使われる事が多いのですがそれと真逆の考え方ってことになります。ですから逆レトロフォーカスと呼ばれることもあるのです。
XA出現以降は各社からテレフォトタイプのレンズを搭載されたカメラが発売されてコンパクトカメラの薄型化が実現するのです。XAはコンパクトカメラの歴史を変えたカメラだったんです。

XAのレンズをよく見るとテッサーをテレフォトタイプにした設計のレンズに見えます。

そしてファインダーはアルバダ式でブライトフレームが表示され左側にはシャッター速度が表示されます
小さいカメラですがメガネをかけていても見やすい設計になっています。
電子制御なので電池が必要(SR44x2個)です。LR44でも動きますが精度は保証されません。

推しポイントはケース不要な構造とコンパクトなところ、それでいて絞り優先AEなところも良いのです。

まとめ

今回は小さなレンジファインダーカメラ10選をご紹介しました。基準がウチにあるカメラなので他にも小さなカメラがあると思います。オリンパスXAが一位だったので、久しぶりにフィルムを装填して使ってみています。

ぐりやん
ぐりやん

拙者はいろんなカメラを持っていますが、どちらかというと小さいカメラが好なんですよ。なんと言っても荷物になりませんから。

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