今夜の「夜のプレイリスト」はつじあやのさんが大瀧詠一さんのアルバムを紹介していますので一緒に歌いながらブログを執筆中のジャンカメ ハンターのぐりやんです。もちろん大瀧詠一さんの曲は全部歌えますよwうーららかぁー サイダぁ〜 サイダぁ〜 いいなーぁ。
つじあやのさんの「うららか」は大瀧詠一さんのリスペクトだったのですねー。
さて、本日の獲物はSIGMA ZOOM 28-80 F3.5-5.6 MACRO です。マウントはCANON EFマウントなのでAFモーター内蔵ですね。
最初のAF一眼レフを発売したミノルタのαシリーズではAFモータはカメラのボディ内に有り、レンズとは機械的に接続されてAFを実現していました。絞りも従来のように機械的に連結して作動させる方式だったのです。NikonとPENTAXも同じ方式でしたがCANONだけはAFモーターがレンズに内蔵されている方式で絞りも電磁絞りで(EDM)一種のモーターで絞りを動かす方式でした。今では全てのメーカーがレンズ内モーター式になりましたね。CANONはこれを1987年に実現したのですから凄いですね。
SIGMA ZOOM 28-80mm 1:3.5-5.6 MACRO ASPHERICAL
サードパーティは、上に書いたようにCANON EFの互換レンズを作るためには、レンズ内モーターと電磁絞りを開発しないといけないわけですから大変だったと思います。
話が逸れまくってしまっていますが当然このレンズもレンズ内モーターで絞りも電動で動いているはずです。外観はプスチッキーですが前回のCANON EF 35-80よりは高級感がある気がします。
アスフェリカルってことで非球面レンズを使っているようですね。
性能的にも広角端は28mmで80mmでマクロ25cmまで寄れますからかなり高性能です。
状態
まずカメラに取付けて動くかどうか確認です。
と?ウィ〜ンというだけでAFが作動しません。音がするということはモーターは回っているようですから、モータからレンズまでの駆動部分に問題があると思われます。まあギア割れかな〜。
後玉レンズエレメントにカビ跡のようなものがある以外は大丈夫そうです。
とりあえず駆動系を確認します。
駆動系の分解修理
駆動系ということで後ろから攻めます。
一枚剥がすと早くも駆動系が顔を出しました。
モーターと駆動系はプーリーとゴムベルトで連結されていましたのでプーリーを回してみると、レンズはピクリとも動きません。各ギアを注意深くみていくとプーリーと同じ軸のギアが回っていない。
そのギアをみるとやはり割れていました。
割れたギアはプーリーの下側なのでアクセスするにはギアボックスを取り外して分解する必要があります。AF、MF切り替えスイッチと何でしょエンコーダー?からフレキが繋がっています。できればハンダ作業なしで分解したい。
なんとかハンダを取らずにいけました。ギアボックスを注意深く分解します。
問題のギアはもう直ぐです。
取り出しました。割れてスカスカです。穴を少し拡大して接着しようと思います。
軸の太さは1.2mmでしたので穴径は1.25mmのドリルで拡大しました。
そしてギアを軸に瞬間接着剤で接着しました。圧着はニッパーとゴムでw
黒い印があるところが割れていたところです。ほぼOKでしょw
レンズクリーニング
今回はレンズ関係の分解は必要はなく、前玉と後玉をクリーニングするのみです。
残念ながらカビ跡は取れませんでした。
最終チェック
耐久性は?ですがバッチリ動くようになりました。
同じようにギアを瞬間接着剤で修理したPENTAX MZ-5は5年以上は経っていますが未だ壊れていませんよ。ある程度の耐久性はありそうですね。
コンディション認定
動くようになりましたがカビ跡はあるし使えるけど「ジャンク品」に認定しますw
あとがき
今回で今年入手したジャンクレンズのレストアは全て終了しました。
次回からはいよいよカメラのレストアをやっていきます。
最後まで読んでいただき感謝です。
さて次回は1960年に発売された、一眼レフをレストアしていこうと思います。
乞うご期待w
そして今夜は久しぶりに、みゅーくの登場ですw
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