今年の9月タイトルの旧志免鉱業所竪坑櫓(きゅうしめこうぎょうしょたてこうやぐら)を見に行ってきました。
志免鉱業所竪坑櫓の紹介
「読んで字のごとく」と言いたいところですが、まあ意味解んないですよね。
写真を見ても解んないと思います。
もちろん私も解りませんでした。
何かというと、石炭を垂直に掘り進めつつ地中深くで掘った石炭をた「竪坑」を使って地上に荷揚するためのエレベータを巻き上げるための櫓(やぐら)って感じでしょうか。(間違ってたらスイマセン)
櫓の高さは約54メートルそして地下にある竪坑の深さは430メートルもあるそうです。430メートルの縦穴ですよ。全く想像できません。
この巨大なコンクリート櫓の8倍の深さの縦穴があるわけです。
やっぱし想像できません(^_^;
志免鉱業所竪坑櫓を撮る
また斜坑と言われる斜めの穴も地下にたくさんあるらしく
この写真の手前に見える穴や
こちらが斜坑の入り口です。
作ったのは第4海軍燃料廠まあ簡単に言えば旧海軍です。
軍艦を動かすのに大量の石炭が必要だったのですね。
完成したのは昭和18年。もう70年以上前ですね。
建設費用は約200万円で現在の貨幣価値では40億円程度)だそうです。
そして終戦後も石炭を生産し続けピーク時は竪坑だけで21万トン以上の石炭が採掘されたそうです。
撮影後記
日本にはコンクリート製の竪坑櫓を持つ炭鉱がもう一カ所(三井三池炭鉱四山坑)あったそうですが
現存するのはここだけ。
世界的にもココを含め3カ所しか現存しないそうです。
興味がある方は是非いってみてください。
とにかくすごいです。
また、ググれば情報はいくらでも手に入るはずですし、グーグル等の航空写真を見れば、すぐ隣に残っているボタ山の巨大さが解ると思います。(竪坑櫓の北側の広大な緑地がボタ山だそうです)
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