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ハーフカメラの種類と特徴編 | どんなカメラを選びますか第5回 

この記事は約14分で読めます。

実は、ハーフと一括りにはできないほど色んなタイプがあります。
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この写真は拙者の所有するハーフカメラ(実はスクエアが一台ゲスト参加w)の代表選手を並べたものです。
左上から下向きに順に名前を

京セラサムライX3.0
キヤノンダイアル35
フジTW-3

リコーオートハーフ
リコーオートハーフE
リコーオートハーフSL
ペトリハーフ
ツアイス タクソナ

キャノンデミ
ミノルタレポ
リコーキャディ
フジカハーフ
フジカドライブ

オリンパスペン
オリンパスペンEE
オリンパスペンEES
オリンパスペンD
オリンパスペンFT

一般的なハーフカメラはフィルムが横に走るため撮れる写真は縦長です。
最左列の3台はフイルムが縦に走るため横長の写真が撮れます。

色々なタイプを網羅しようと思ってもたくさんありすぎて無理なので、入手性なども考慮しつ選んでみました。
所有するものしないものも織り交ぜながら、順不同で簡単に特徴を書いていきます。

トイカメ、プリミティブ系

オモチャと言う向きもあるが、以外とちゃんと写るカメラ。どちらかと言えば原始的なカメラ。シャッター単速、絞り固定、ピント固定から始まり一部だけ調整可能なものもあり、なかなか興味深い。
電子制御?それっておいしいのって感じw。

実は一台も持っていませんw
最近エスキュラ スナップス35ハーフってやつを見かけますね。 ロモグラフィー ダイアナミニも販売継続中で入手可能。終売のものとしてはスーパーヘッズのゴールデンハーフがありますね。
安いのでコレクションしても面白いカモw

マニュアル専用機(露出計非搭載)

簡単に言うと、全て手動で電気に関するものが何も無い。露出計も未搭載のカメラです。
故障していても治せる可能性が高いです。(あくまでも通常の故障の場合です)
通常は、勘でシャッタースピードと絞りを決定します。正確な露出を得たい場合は単体露出計を使用します。ピントは目測で設定して撮影準備完了となります。

OLYMPUS PEN

オリンパス ペン
ハーフカメラブームのきっかけとなったカメラです。
当時では考えられない、とても安価(6000円)なカメラでした。
しかし性能に妥協はなく素晴らしいカメラです。
レンズは28mmF3.5テッサー型でよく写ります。
中玉レンズのコーティングが痛んでいるものが多いので注意が必要です。
ピントはゾーンフォーカスですが距離表示付で60cm〜∞までなので近景から遠景までいけます。(近景はムズイですが)
シャッタースピードは1/25-1/200 絞りは3.5-22で自由に設定できます。
シャッターストロークが浅く軽く気持ちいいです。
ファインダーは採光式ブライトフレーム(ライカM3などと同じ!)で気持ちいいです。
(PENシリーズで採光式ブライトフレームはPENとPENSのみ)
注:28mmはフルサイズ換算で39mm程度となります。

ペトリ ハーフ
レンズは28mmF2.8(フルサイズ換算39mm)
シャッターは1/15-1/250
絞りはF2.8-16
ファインダーは採光式ブライトフレーム
ピント:ゾーンフォーカス距離表示付
ピントの範囲は70cm〜∞
トリガー式巻き上げ
希少なのでお値段高め。

ツァイスイコン タクソナ
友情出演(ハーフ判ではなくスクエア判)
スクエア判なので撮影枚数は1.5倍
レンズは37.5mmF3.5 3群4枚のテッサーもしくは3群3枚のノバー
シャッターは1-1/300 絞りはF3.5-22です
逆ガリレオ型ファインダー
ピント:目測式で範囲は90cm〜∞
招き猫レバー式巻き上げ
希少なのでお値段高め。テッサー付きは更にお値段張ります。

ベロモ アガート18 シリーズ
これはトイカメと言う人もいますが拙者的にはこちら側ですね。
レンズはIndustar-104 28mmF2.8のテッサータイプ
ピントは目測式で80cm〜∞
プログラム露出をお天気マークで設定する
ファインダーはアルバダ式ブライトフレーム
いたって真面目に設計されたカメラです。
見た目と軽くてギシギシ言う筐体のチープさからおもちゃと揶揄されるのも納得ですが、レンズが本格的なので写りも本格的なのです。

その他 オリンパス ペンS や伝説の コレレK など

ハーフサイズカメラには一眼レフも存在します。
オリンパス ペンF ペンFV
ペンシリーズのレンズ交換式一眼レフです。人気が高いため完動品は高価です。レンズも中々見つからず、高価なことが多いです。
変わったシャッターを搭載しているためシャッター音が独特です。
ファインダーの構造が独特なため、尖がったペンタカバーがありません。
小さくてお洒落な感じがします。

露出計搭載機

露出計を搭載しており、非連動または追針式や定点合致式で露出を決定します。

RICOH CADDY

セレン光電池式/ゾーンフォーカス

セレン光電池の起電力を利用した露出計を搭載したカメラで、電池は不要です。
通常は内蔵露出計の示す値(EV値)を読み取って、シャッタースピードと絞りを設定しピントを目測で設定して撮影準備完了となります。
シャッターは機械式なので電池切れや露出計が壊れても使えます。

オリンパス ペンD
ペンの高級シリーズです。
レンズは4群6枚(ダブルガウス)の32mmF1.9とすごいレンズが搭載されています。
はっきり言ってオーバースペックでしょう。
開放F1.9で距離計は無いので、使いこなしは難しくジャジャ馬っすね。
ピントはゾーンフォーカスで範囲は80cm〜∞
シャッターは500から8まで絞りはf1.9〜f16まで
ファインダーはアルバダ式ブライトフレーム
後継機はペンD2、D3までありこちらは電池式のCdS露出計搭載となります。

リコー キャディ
レンズは25mmf2.8で他社より広め(フルサイズ換算で35mm)ですね。3群4枚のテッサー型でよく写リマス。
シャッターは1/4ー1/250 絞りはF2.8-16
ファインダーは採光式ブライトフレーム
セレン式EV露出計を搭載しておりEV値を読み取りセットする(煩雑で使い難いとも言える)

その他 ヤシカ72E フジカミニ

受光素子式(電池式)/ゾーンフォーカス

CdSなどの受光素子を使った露出計を搭載したカメラ。ボタン型水銀電池が必要だが現在は入手できないので代替え電池か電池アダプターが必要。シャッターは機械式なので電池切れや露出計が故障しても使えます。
通常は内蔵露出計の示す値(EV値)を読み取って、シャッタースピードと絞りを設定しピントを目測で設定して撮影準備完了となります。

オリンパス ペンD2 D3
ペンDの露出計をセレン式から電池式に変更したものです。
レンズは4群6枚(多分ダブルガウス)の32mmF1.9(D3はF1.7)とすごいレンズが搭載されています。
ピントの範囲は80cm〜∞
シャッターは500から8まで絞りは〜F16まで
ファインダーはアルバダ式ブライトフレーム
電池はMR-9(入手不能:要電池アダプター)

ハーフサイズカメラには一眼レフも存在します。
オリンパス ペンFT
ペンシリーズのレンズ交換式一眼レフです。人気が高いため完動品は高価です。レンズも中々見つからず、高価なことが多いです。黒いボディはこれまたレアでお高いです。
変わったシャッターを搭載しているためシャッター音が独特です。
ファインダーの構造が独特なため、尖がったペンタカバーがありません。
小さくてお洒落な感じがします。
電池MR-9(入手不能:要電池アダプター)

 

シャッタースピード優先自動露出 マニュアルモード搭載機

CANON DIAL 35

電池式のシャッタースピード優先AEを搭載していますが、マニュアル機として使えるタイプです。電池切れ時や露出計が故障してもマニュアル専用機として使えます。
通常はシャッタースピードを設定すればそれに合わせて絞りをカメラが決定してくれますので、ピントを合わせれば撮影準備完了となります。

受光素子式(電池式)/ゾーンフォーカス

キヤノン ダイアル35
愛嬌あるユニークなデザインでフィルムが縦に走るため横長の写真が撮れます。
レンズは28mmF2.8デミと同じです。3群5枚構成レンズでトリプレット発展型とのことなのでヘリアー型と思われます。高級ですね。
CdS式露出計を搭載しておりシャッタースピード優先EEで露出を決めます。
またマニュアル撮影も可能ですがマニュアル時は露出計は使えません。
ピントはゾーンフォーカス式で距離表示あり。
ピントの範囲は80cm〜∞
ファインダーは採光式ブライトフレームでピント位置と絞り値が表示されます。
巻き上げはゼンマイドライブで自動巻き上げで巻き戻しもゼンマイでやってくれます。
電池:MR50型(入手不可:要電池アダプター)
注:28mmはフルサイズ換算で39mmとなります。

キヤノン デミEE17
レンズは30mmF1.7で4群6枚と豪華なもの
シャッタースピードを決めればカメラが自動で絞りを決定します。
ピントは目測ゾーンフォーカスで範囲は80cm〜∞
ファインダーは採光式ブライトフレームでファインダー内に距離のピクトグラムと絞り値が表示される。

プログラム自動露出・マニュアルモード搭載機

FUJICA DRIVE

プログラムEEを搭載していますが、マニュアル機としても使えるタイプです。
露出計が故障してもマニュアル専用機として使えます。
通常はAモードに設定しておけば露出はカメラがプログラムに従って決定してくれますので、ピントのみ合わせれば撮影準備完了となります。

セレン光電池式/ゾーンフォーカス

セレン光電池の起電力を利用したプログラムEEを搭載していますので電池は不要です。

フジカハーフ
レンズは28mmF2.8 4群5枚ちょっと変わった構成です
シャッターは1/30-1/300
ピント目測式ゾーンフォーカスですが距離表示あり
ピントの範囲は60cm〜∞
セレン式プログラムEE
マニュアル露出設定可能
採光式ブライトフレームファインダー
レバー巻き上げ クランク巻き戻し

フジカドライブ
フジカハーフと全く同じですがゼンマイドライブで自動巻き上げ

追針式プログラム露出搭載機

CANON DEMI

セレン式の露出計を搭載しており非連動・追針式で露出を決定します。露出計が壊れても動きはしますが、絞りとシャッタースピードを自由に設定することができませんので非常に使いにくいですがなんとか撮影は可能です。買うなら完動品。
通常は内蔵露出計の示す針に合わせて露出のダイアルを操作すれば、シャッタースピードと絞りが決定されますが組み合わせは変更できません。ピントを目測で設定すれば撮影準備完了となります。

セレン光電池式/ゾーンフォーカス

キャノン デミ
レンズは28mmF2.8 全群繰り出し式です。3群5枚構成レンズでトリプレット発展型とのことなのでヘリアー型と思われます。高級ですね。
セレン式露出計を搭載しており追針式で露出を決めますが絞りとシャッタースピードの組み合わせはプログラム式で変更できません。
ピントはゾーンフォーカス式でピクトグラムのみ。ピントの範囲は80cm〜∞
露出計が壊れていても写真は撮れますが、シャッタスピードの表示がありませんので単体露出計があったとしても勘で合わせることになります。
ファインダーもプリズムを多用した実像式(LeicaM3の距離計と同じ!)でフレームはありませんが外縁がくっきりと見えます。
キャノンはオリンパスと差別化を図るためちょっと高級思考だったのかもしれません。
注:28mmはフルサイズ換算で39mmとなります。
露出計が壊れても撮影可能だが難しいオススメできない。買うなら完動品。

ミノルタ レポ
レンズは30mmF2.8です。3群4枚のテッサー型、富岡光学製です。
セレン式露出計搭載で追神式で露出を決定します(デミと同じ)
露出の組み合わせはプログラム式で変更できません。
露出計が壊れてもEV値が表示されているのでEV値がわかる単体露出計があればOK撮影は可能。
ピントはゾーンフォーカス式ですが距離表示があります。
ピントの範囲は60cm〜∞
アルバダ式ファインダー搭載
露出計が壊れても撮影可能だが、難しいオススメできない。買うなら完動品。

プログラム自動露出専用機

OLYMPUS PEN EE-2

設計者が設定したプログラムに従って自動的に絞りとシャッタースピードが決定される。絞りとシャッタースピードの組み合わせを変更(プログラムシフト)することはできません。

このタイプは非常にたくさん存在します。駆動も電池のものやセレンのもの、露出制御のみ電池で行いシャッターは機械式のものや、すべて電子式のものなど多種多様です。
フラッシュ用のモードに切り替えればシャッタスピードが1/30程度で固定され、絞りが選択できますが、明るいところでは使えません。
買うなら完動品。

セレン光電池式

セレン光電池の起電力を利用したプログラムEEを搭載してカメラが自動で露出を決定します。

ピント固定

ピントが3から5Mあたりに固定されているので近景と遠景は不得意ですがスナップ撮影には最強です。

オリンパスペンEEシリーズ
PENを押すだけで撮れる様にしたカメラってもらえば良いと思います。
暗いところ(露出不足)ではファインダーに赤い表示が出てシャッターが切れなくなります。
レンズはテッサータイプのD.ZUIKOで、写りは良いですがファインダーはアルバタ式(PENより劣る感じ)でブライトフレームが消えているものは修理は難しいです。
EEの構造上シャッターボタンのストロークが深めで重めです。

リコーオートハーフシリーズ(S,E.SEなど)
レンズは25mmF2.8キャデイと同じでピントは固定
シャッターは単速1/125 採光式
ゼンマイ式自動巻き上げ ブライトフレームファインダー

ゾーンフォーカス

オリンパスペンEES
ペンEEのレンズをバージョンアップしたものです。何が違うかというとレンズが30mmF2.8に変更されていてさらにピントの調節ができます。ゾーンフォーカス式ででピクトグラムのみ。
ピントの範囲は90cm〜∞
注:30mmはフルサイズ換算で42mmとなります。

その他 コニカEYE キヤノンデミEE28 オリンパスPEN EESシリーズ ヤシカハーフ17 など

受光素子式(電池式)/ゾーンフォーカス

電池駆動式のプログラムEEを搭載してカメラが自動で露出を決定します。露出計が壊れると使えないと思ってください。フラッシュ用のモードに切り替えればシャッタスピードが1/30程度で固定され、絞りが選択できますが、明るいところでは使えません。

リコー オートハーフSL
オートハーフシリーズの最高級機
レンズは35mmF1.7(フルサイズ換算49mm)
ピントゾーンフォーカス ピントの範囲は80cm〜∞
シャッターは1/30-1/250 プログラムEEで任意設定不可
CDS式プログラムEE
ファインダー採光式ブライトフレーム
ゼンマイ式自動巻き上げ
希少なのでお値段高め。
電池はG13(SR44)現在でも入手可能

その他 コニカEYE2 EYE3 オリンパスEED ヤシカハーフ14 など

電子制御フルオート機

KYOCELA SAMURAI X3.0

京セラサムライX3.0
電気じかけの本格的な一眼レフです。ビデオカメラのような構え方になります。
ハーフサイズカメラとは思えない大きさと重さです。
フィルムが縦に走るため横長の写真が撮れます。
レンズは25-75mmF3.5-4.3の3倍ズームです
フルサイズ換算35~105mmです
自動露出です。TTL開放測光でシャッターは2-1/500
ピントは オートフォーカス(AF)ピントの範囲は1m〜∞ AFは迷いがちで遅いです。
電池はリチウム電池の2CR5今でも普通に売っています。
電池がなくなったら何もできません

フジTW-3
フィルムが縦に走るため横長の写真が撮れます。
レンズもシャッターも2系統搭載されている変わったカメラです。
レンズは23mmF8と69mmF8の二つ
どちらのレンズも3群3枚ってことでトリプレット構成ですね。
シャッターは1/30-1/500 絞りはF8-F16のようです。
ファインダーはアルバダ式で、レンズと連動で倍率が変わったり近距離撮影時にパララックスが補正されたりと凝ったものです。
ピントはマニュアルでゾーンフォーカス
ピントの範囲はワイドレンズが50cm〜∞ テレは4mから∞となっています。
巻き上げは電動、巻戻しも電動です
プログラムAE専用機
電池がないと何もできませんが電池交換は自分ではできない仕様となっています。
腕に覚えがある人はググってみると電池の交換方法がヒットします。

その他 コニカ レコーダー(最近高いです)

もちろん買うならもちろん完動品。(故障品は直せない可能性あり)

拙者オススメカメラ

入手性などを考えてお勧めを挙げるとすれば

OLYMUPUS PEN EE シリーズ RICOH AUTOHALF 押すだけ
★OLYMUPUS PEN EES シリーズ ピントを目測で合わせて押すだけ
★FUJICA HALF ピントを目測で合わせて押すだけ。マニュアル露出も可能
★★OLYMPUS PEN D シリーズ 露出計の数字を読み取り露出をセットして目測でピントを合わせる 
★★ CANON DEMI 露出計に追針を合わせて目測でピントを合わせる 
★★★OLYMPUS PEN (S) 勘か単体露出計で露出を決めてカメラにセット、目測でピントを合わせる

以上がオススメです。★は使いこなしの難易度(私見っす)

終わりに

全般的に言えることですが、露出計が壊れると治せないことがあります。部品がなければプロでも治せません。
具体的にはセレン式だと、セレン光電池が劣化しているものは治らないと思ってください。
セレン光電池の劣化による故障は意外と多いです。
また電池式の露出計の場合は電池の液漏れによる腐食が原因の故障が多くあります。電池式の場合は必ず電池室の状態を確認してください。またCDSという受光素子の経年劣化による故障も多いです。汎用のCDSを使用している場合は治せる可能性がありますが、専用のCDSを使用している場合は絶望的です。
何れにせよ露出計の故障には注意してください。
その他の機械的な部分は専門の修理店に依頼すれば治せることが多いですが高額な修理代が発生しますので、完動品を買うのがオススメです。
ただ、露出計が壊れているものは格安で入手できますから、露出計が壊れても使えるカメラであれば、そういう選択もアリですね。

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