ジャンカメハンターのぐりやんです。
とうとうXR500のCLA+が完了してXR500M(仮称:Modified)が完成しましたw
不快な残響音撲滅作戦の結果
まずは一番の目玉であります「オト」に注目してみたいと思います。
まずはシャッター音の後に続く「残響音」に注意しながら聴いていただきたいと思います。
1回目のシャッター音がノーマルなXR500で2回目のがXR500Mです。
いかがですが?不快な残響音が見事に無くなって小気味好キレ味って感じの音になっていますね。
わかるかなー。ヘッドホンで聴いていただければ、あきらかな違いがわかると思いますよ。
録音環境はどちらもレンズを装着した状態で行いました。
XR500(以後ノーマルと呼称)にはPENTAX-M 50mmF1.4、
XR500M(以後CLA+と呼称)の方にはXR RIKENON 50mmF2をつけてます。
マイクは、まあまあ高性能なコンデンサマイクで、前玉の5cmほど前で録音しています。
あんまし違いが分からないなー
音?僕の得意分野だね。
可視化してみると分かりやすいかもね。
こういうのが得意じゃ無い人のために、一応説明しておくぞ。
下の図は横軸が時間で縦軸が音の大きさを表しておる。
1秒程度の瞬間的な音を目で見える形にしたつもりじゃ。
レリーズボタンを押してから1秒間の波形を表示した状態。
ノーマルとCLA+を上下に並べてみた。シャッター速度はどちらも1/500です。
一番大きな山がミラーがリターンするときの音と思われ、その後に続く小さな波形(残響音)がCLA+の方があきらかに小さくなり、また音が消滅するのも大幅に早くなっているのがわかると思う。
しかしながらCLA+の方が音が大きいことがお分かりいただけますか?なぜなんだろう?(置いといて後で検証しますw)
残響音の部分を超拡大してみた。
NOMALの方は小さな波(残響音)がずーっと続いている。CLA+は残響音がほとんど無いぐらいまで低下している。途中にあるポチっとノイズはレリーズボタンから指を離した音が入ってしまったもの。
折角なので何の音なのか想像してみた。こちらの波形はノーマルの波形です。
予想なので間違っている可能性が。悪しからずw
一般的な一眼レフのシャッター作動シーケンスを説明しよう。まずレリーズボタンを押すとミラーのロックが解除されてミラーが跳ね上がる。そしてミラーが上がりきったところで実際のフォーカルプレーンシャッターの先幕のロックレバーを蹴飛ばすようになっておる。それで先幕が走り出し、先幕の軸に付いている後幕のロックを解除するカムが後幕のロックを解除して後幕が走り出し最後に後幕が閉じる寸前にミラーのロックを解除する様になっておるのじゃ。(シンクロ速度以下を除く)
レリーズボタンを押す
↓
ミラー上昇開始
↓
ミラーが上がりきったところで先幕スタート
↓
先幕が後幕のロックを解除し後幕スタート
↓
先幕が閉じる(走行完了)
↓
後幕が閉じる(走行完了)
↓
ミラーリターン
(シンクロ速度以下の場合は幕がスタートするタイミングが変わる)
最後にCLA+の方が大きな音が出ていた件が気になったのでレンズ無しで検証してみた。
レンズがない状態だとノーマルの方があきらかに音が大きいためレンズによる消音効果の違いが現れたと思われる。
XR RIKENONは5群6枚で175g、一方PENTAX-Mは6群7枚で238gですから、消音効果に違いが出るのも当たり前なのかなぁw
巻き上げのフィーリング
上にあげた音声の中で巻き上げ音に注意していただくとわかりますが、巻き上げのラチェットノイズも小さくなっているのが分かると思います。巻き上げもあきらかにスムーズに、そして非常に軽くなりました。ここは新品の状態に戻った感じなのでしょうね。
そして定番の1/1000改造
このカメラが搭載しているシャッターユニット「コパルCCS-M」には1/1000が搭載されています。しかしながらシャッター速度ダイアルで最高1/500までに制限されて1/1000は封印されています。
この封印を解いてやれば1/1000が使える様になるんですね。
封印はシャッター速度ダイアルの裏側にあります。シャッター速度ダイアルは裏のネジを外せば分解できるのですが、これが固い。強力にネジロックが効かせてありました。
無水アルコールを染み込ませて回しましたがそれでも固かったです。
そしてこのパーツがシャッター速度を封印していますので、封印を解除します。
ここを削れば1/1000が使える様になります。(赤で示した部分)
黄色の部分に溝を彫ってクリック感を出しましたが、彫らなくてもシャッターユニットの方にクリック感がありますので多少のクリック感は出ます。
金色で1000の文字を書き込んでみました。きたない字ですねw
ついでにもう一台のノーマルXR500と見分けやすい様にちょっと遊んでみました。
最終チェック
全てOKです。外観のボロさはあまり変わりませんけどね。しかし外観からは想像できない操作系のスムーズさ。小気味好いシャッター音と最高1/1000のシャッター速度。
露出計も正確で1/1000時も問題ない様です。
コンディション認定
外観がボロいので「並品」ではありますが触ったら極上。こんなスムーズな操作感のXR500見たことないとビックリするカメラに仕上がりました。
持ってる人なら音の違いにもビックリするでしょうねw
シャッターユニットとミラーボックスのダンパーも交換しましたから、しばらくは大丈夫でしょう。
世界最高は言い過ぎですが、西日本では最高のXR500ぐらいになったのは間違い無いでしょうw
XR500をO/Hに出す人なんか稀でしょうからねw
あとがき
連チャンで電子シャッターのカメラを整備して来て疲れていましたが、機械式シャッターのカメラ整備は楽しいですね。電子シャッターのカメラは使うのは楽しいんですけどねぇ。
最後まで読んでいただき感謝です。XR500をいじくり回していたらXR1とかXR2が欲しくなってきましたw
さて次回はカメラ界が完全電子化に舵を取った後の1995年に発売された、CANON製の一眼レフをレストアしていこうと思います。乞うご期待w
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