今夜も「夜のプレイリスト」を聴きながら執筆中な、ジャンカメハンターのぐりやんです。
今夜は先日ニコイチレストアしたリコーFF-1の試写結果です。
リコーFF-1の使いごごち
このカメラは前ぶたを下方向に開くとレンズがせり出してくるという独特の構造を持ったカメラなのですが、もう一つちょっと変わった点があります。ストラップ用のアイレットが向かって右側に一つしかないのです。ですからハンドストラップをつけた場合は左手にぶら下げる事になるんですね。何故かなーと思っていました。そして使ってみると何となく理由がわかりました。
左手にぶら下げている状態で撮りたい瞬間が訪れたとします。即座にカメラを構えるんですがこのカメラはレンズを引き出さなくてはなりません。その場合左手で持っていれば構えながらレンズを引き出せるんですね。慣れれば見なくてもレンズの引き出しは出来そうです。前蓋を開ければレリーズロックが解除されますからそのままレリーズすれば良い訳です。左手から構えて、右手で掴んだ時にレリーズボタンを探す必要必要があるかも知れませんが、このカメラはレリーズボタンが絶妙な位置にある上にとても大きく探さずにレリーズできそうです。またタッチも軽く押しやすく巻き上げも軽くショートストロークなので速写性が高いと言えそうです。
コンパクトカメラの用途として一番はスナップ写真ですから当然速写性が求められる訳ですが、このカメラはよく考えられています。ピントを緑の二重丸に合わせておけばパンフォーカスになりますから蓋を開けてレリーズするまでの時間は慣れれば一秒以下も可能だと思います。
スナップ用途に限れば、3本の指に入りそうな使い心地のカメラと言えそうです。
試写で手抜き整備が炙り出される、と言う罠www
もう、1枚目からコレですわw
分かりますか? 分かりますよねぇ。光線引きです。
このカメラフィルム室のモルトを貼り替えてないのですよ。そしたら、この有様ですわ。
カメラは正直ですな〜。
ところで、どうです?このベンチの質感。こりゃ凄い写りなのでは?
いや、イイね。目測でベンチ付近にピントを合わせたんですが、遠方の草のボケ具合が中々良いです。
こちらは、蜘蛛にピントをあわせたつもりなのですが、ちょっとピンボケですね。
しかし、これまた奥の枝のボケ具合がイイ。大きな蜘蛛の周りに小さな蜘蛛が3匹。親子でしょうか?
こちらはザワッとボケが出ました。独特のボケで立体感が際立ちますね。さすが三角絞りですな。
遠景もしっかり解像します。まじイイよコレ!
最短で遠景をボカした。んースゴイレンズじゃ。コレ朽ちた視線誘導標(デリネーター)です。
Cdsを移植してアバウトに調整した露出ですが、まあ良いのではないでしょうかね。
JMU呉事業所(旧呉海軍工廠)を対岸から
てつのくじら いやこのカメラええわ。 かなり気に入りました。
モルト貼ろw
このカメラのレンズはCOLOR RIKENONなので次回はカラーで試写しますぜ。
あとがき
最後まで読んでいただき感謝です。
むかーし友人に見せびらかされて、「かっちょえーなー」と思っていたFF-1だったのですが、数年前にやっと手に入れたジャンクが完全に修理不能だったので、ドナーの2台目を入手してニコイチにしたカメラですが、使ってみるとかなり使い心地がよくて写りも好み。
コレは間違いなくお気に入りの一台になりますね。
やっぱリコーは良いわ。リケノン、サイコー!
ところで、ちゃんとモルト貼れよ>拙者 orz...
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