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ASAHI PENTAX S2 Super 黒塗りのボロボロのカメラを復活させる

この記事は約11分で読めます。

2足の草鞋を履く男、又の名をジャンカメハンターぐりやんと申しますwww
本日の獲物は黒塗りのASAHI PENTAX S2 Superです。

このカメラは以前に入手して分解したあと、シャッター幕が壊れてしまったものを放置してたやつなんですよね。
比較的キレイなS2 Superも持ってるんで、2台目のGETちゅーことになりますw。

PENTAX S2 SUPER (BLACK)

なんともボロい黒塗りのペンタックスS2スーパーなんです。
S2との外観上の違いはと言いますと、自動復元式のカウンターを搭載しているかどうか?です。そして実は見た目では解らない大きな違いがあります。
それは半自動絞り対応機だったS2に対してS2Superでは全自動絞り(完全自動絞り)対応機になっているんです。
AUTO-TAKUMAR(完全自動オートタクマー)をS2スーパーに着けても全自動絞りは正常に動きませんしSuper-TAKUMAR以降をS2以前の半自動絞り対応機に着けても正常に動きませんから注意が必要なのです。(この件はいずれ詳しく解説していきたいと思います)
状態は前回確認済みだったのですが、その後見事にシャッターリボンが破断して昇天されました。

まあペンタックスのSシリーズはシャッター幕が弱いのでちぎれるのも時間の問題だった訳なんですけどねー。やっぱりちぎれましたw
今回はYoutubeと連動でやっていきますよ。

さてと(汗)レストア開始

購入時はかろうじて動いていましたが、何度かシャッターを切るうちに動かなくなったんですよね。

そんな訳で、おそらくシャッターリボン切れだと思います。裏蓋を開けてみますと

シャッター幕が見えませんwww

シャッター幕の交換

早速分解して確認してみると?

前回の分解時はパキパキになってはいたものの、かろうじて繋がっていたシャッターリボンでしたが、見事にぶちきれていました。
Sシリーズのシャッターリボンはシャッター幕をベルト状に切り出したものですから切れてしまうとリボンごと交換しなくてはなりません。まあ、リボンが切れてしまうほどに劣化が進んでいれば幕もボロボロなので交換せざるをえないんですけどねーw
てな訳でシャッター幕を交換していきます。交換用のシャッター幕シートの残りはほんの少しでしたので今回新たに買いました。

前回はAKI-ASAHIの製品を買いましたが、今回はJHTのものを買ってみました。

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布幕シャッターを張り替えるためのシャッター幕です カットして使います

S2スーパーの構造はSVとほとんど同じで、しかもSシリーズのシャッター幕は何台も張り替えていますから分解はサクッといきます。このカメラは簡単にミラーボックスを取り外すことが出来ますから一眼レフの中では群を抜いて整備性が良いですね。

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ジャンカメハンター公式バイブル オススメですよ!

シャッター幕の交換は、ジャンクカメラハンターの公式バイブルw「ジャンクカメラの分解と組み立てに挑戦」方式でいきます。簡単に説明すると各ドラムを取り外さずに交換するやり方ですね。

取り外したシャッター幕を計測しながらクローンシャッター幕を作成します。スリット金具はいつものようにピンバイスを使って取り外して再利用します。

クローンシャッター幕にスリット金具を接着したら、カメラに取り付けていくのですが、今回はかなり苦労しました。個体差や摩耗の具合などもあるのでしょうが、なかなかシャッター速度がうまく合わなかったんですね。シャッター幕を貼り付ける位置も含めかなり苦労しました。

結果的に1/500は1/475から1/600程度 1/1000は1/910から1/1020程度までもっていきました。
ちょっと無理し過ぎな気もしますが、まあ大丈夫でしょう。

プリズムの移植

ドフの青箱からGETしてきた300円のS2(前期:1/500モデル)からプリズムを移植しました。

若干サイズが違う気もしましたが難なく収まりました。

巻き上げレバーに軋みがあって気になったので、軸んところを分解清掃してグリスアップしておきました。これで巻き上げもスムーズです。

調子が良くなると外観が気になってきた

シャッターも快調だし、ファインダーもスッキリ。

外観ボロボロなのは良いけれど汚れと貼り革の縮みはいただけない。ここいらへんもチョコっとつつきます。

貼り革の下はアルミサビでこんもりと膨らんでいました。

貼り革を剥がして、ガリガリと削り落としました。こういった作業にはアートナイフプロ+平刃が最強ですな。

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本体のみ替え刃なしのもあるけれど、3種類の替え刃付きがオススメ。特に平刃は重宝する

そして、企業秘密wの液体(人体に影響があるなど危険性のある液体なので、名称等の公開は控えさせていただきますw)を塗りたくり、貼り革を柔らかくした上で引っ張っぱったりしながら何とか伸ばして、再度貼り付けました。

貼り革はジャストフィットで綺麗になりました。塗装が剥がれて真鍮剥き出しでボロいのはそのまんま変わらないんですけど、変態な拙者はこのボロさに萌えるのですよwww。同意できる皆様も変態ですから注意してくださいねwww。
いい感じに仕上がりましたので、近いうちに試し撮りに持ち出してみようと思います。

あとがき

ぐりやん
ぐりやん

最後まで読んでいただき感謝です。
諸事情(シャッター幕の枯渇w)で修理保留にしていましたが、シャッター幕を購入したので修理しました。
ボッロボロのカメラが普通に動いているとなんだかかっこいいと思いませんか?
塗装が剥がれて真鍮の地金が見えている黒いカメラってなんとカッコいいのでしょう。テンションが上がるのは拙者だけではないでしょうwww
YouTubeも見てね(^ω^)

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