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100均の材料だけで「KONICA C35EFプラ底蓋の形成修復」に挑戦してみた

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ジャンカメハンターのぐりやんです。
本日は表記の通り「プラカメのパーツを再生する」に挑戦してみようと思います。
プラパーツの再生修復に使われる材料としては「プラリペア」がメジャーです。しかし、100円ジャンクカメラの修復のためにお試しで購入するにはお値段がナニな訳ですよw
そこでネットを徘徊していると100均の材料だけで何とか代用できそうな事がわかってきました。
早速挑戦していきたいと思います。

プラパーツの修復に必要なプラリペア代用品を100均で揃える

プラリペアとは下記リンクを見ていただきたいのですが、簡単にいうと、プラスチックの粉末とプラスチックを溶かす溶剤を基本にその他の道具をセットにしたもので工夫次第でプラスチックの修復や接着などに使えるというものです。そして型取り修復をするためには「型取りくん」という商品も必要になりますのでこれらの代用品を100均で見つける必要があります。

必要なもの
プラリペアリキッドの代用品
プラリペアパウダーの代用品
ニードルと容器の代用品
型取りくんの代用品

さてこれらの材料は、全て100均で入手できるのでしょうか
ハイできます。化粧品コーナーならねw

プラリペアリキッドの代用品 → スカルプチュア、3Dアート用リキッド<アクリルリキッド>
プラリペアパウダーの代用品 → スカルプチュア、3Dアートが作れる!<アクリルパウダー>
ニードルと容器の代用品 → 化粧品コーナーのスポイトやシリンジを適当に組み合わせるw
型取りくんの代用品 → おゆプラ 柔らかくして何度でも作れる粘土

アメージング!全て100均で揃いました。
しかし100円のカメラを修理するのに400円を投資するて言うんですからアフォですわなw

実験素材は「KONICA C35EF 後期2G」に決定!

「KONICA C35EF 後期」は何台か持っていますが、底蓋が割れてしまっているモノが多いです。
そして一番ひどい奴は割れた部分と電池蓋が無くなってしまっています。

上がバキバキに割れた底蓋

ここで「KONICA C35EF後期2G(第2世代)」とした意味ですが実はKONICA C35には大きく分けて前期と後期があります。見分け方は簡単で前期にはセルフタイマーが無く後期にはあります。

で後期型は拙者の知る限り3種類ありそれぞれ「後期1G」から「後期3G」と勝手に呼んでいるわけなのです。その違いは

1G:底蓋が金属製 2G:底蓋がプラ製で止めネジが皿ネジ 3G:止めネジが低頭ネジ

この2Gと3Gの違いは、小変更でわかりにくいのですが、この変更はプラパーツに皿ネジを使ってしまったと言うある意味設計ミス(ネジの選定ミス)を改善したものと言えます。
2Gは底蓋がバキバキに割れているモノが多く3Gは底蓋が割れているモノが格段に少なくなっているようです。

でバキバキに割れた2Gの底蓋を素材に形成修復の実験をしていこうと思います。

C35EFはウチは何台も転がっていますから型取りに困る事もありませんからね。もしも型取りができない場合は、おゆプラで一旦、型となる原型を作成してから更におゆプラで型取りすれば良いと思います。(未実験)

「おゆプラ」で型取りに挑戦

まずは「おゆプラ」を熱湯に放り込んで柔らかくします。一分ぐらい待つ間にどのように型取りをするか考えます。

おゆプラが柔らかくなったら徐に型取りをする部分に押し付けていきます。ここでは割れのない3Gの底蓋から型をとります。おゆプラが冷えるまで数分待ってから型から剥がします。

キレイにに型が取れました

アクリルリキッドとアクリルパウダーで欠損部分の再形成

まずは型を欠損部分に合わせて固定します。固定方法を考えてみたんですが試しに糊でくっつけてみました。使用した糊は3Dプリンター業界では有名な「シワなしPIT S」です。セロテープや輪ゴムなんかも考えたんですが物は試しって事でw

型がくっついたんでいよいよ欠損部分の再形成です。シリンジの先に垂らしたアクリルリキッドをアクリルパウダーに突っ込んですぐに欠損部分に垂らします。それを繰り返し欠損部分を埋めていきます。

いい感じに埋まったら固まるまで数分から数十分待ち、固まったようならばおゆプラで作った型をベリッと剥がします。

パッと見位い感じに出来ていました。しかしおゆプラと裏蓋の間にアクリルリキッドが染み込んで裏蓋の表面を侵していました。毛細管現象ですねwコレは実験なので良いのですが、実際外見が大切なパーツなどを修復する場合は型を貼り付ける位置などを良く検討する必要がありそうです。コレはいけそうですねw 次は電池蓋周辺の大きく欠損した部分に挑戦してみようと思います。

大きな欠損部分の再形成に挑戦

すでに型をとり始めていますがここに挑戦してみたいと思います。

こんなに複雑で細い部分を再生することができるのでしょうか?

今回は型をあてがった所に予めパウダーを充填してからリキッドを流し込む方法でやってみます。

ちゃんとパウダーの深層までリキッドが染み込むのか?心配ですねぇ。

経験不足でしたOrz ちょっと失敗 再度肉盛りして修正します

薄くなった土手の部分が形成されていませんでした。多分一気にアクリルパウダーをてんこ盛りにしてしまったため、アクリルリキッドの浸透不足になったと思います。

型をカットして土手の部分を再形成します。

土手部分の再形成ができました

ミニルーターとヤスリとピンバイスで、すり合わせ加工する

何とか出来ましたので、バリなどを削り落として綺麗に整形していきます。


この固まったアクリル樹脂が思ったよりも硬いのでミニルータを使いました。コレも100均のやつ使えばよかったのだけど、愛用の中華ルーターを持っているので100均ルーターは買いませんでしたw

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拙者お気に入りの充電式ミニルーター パワーもあるしコスパが良い ドレメルのコレットが合う

このミニルーターは某所で話題になったタックライフと同じモノのように見えますが、どうなんでしょうw

削り終わって形になってきました

ネジ穴を開けます

ピンバイスで穴を開けた後ヤスリで微調整して、ザクリを作りました。

ピンバイスとは極小のハンドドリルです。下記リンクのもので0.1から3.2mmまでのドリルビットを使うことができます。

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拙者が使っているものはかなり古いですが現在はANEX製がオススメです

極細プラ専用ヤスリはコレしか持っていませんが今回のような用途にはもう少し幅広のタイプが良いかと思います。

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プラモデル用のヤスリ幅3ミリ厚さ1ミリの極細サイズです。表面#600番裏面は#1000番の極細目となっています。お高いですが、かなりイイです

完成したんで、取り付けてみる ネジ締めすぎると割れそうだw

どうですか?拙者的には完璧だと思いますw 少しだけスが有ったりで見た目的にアレですが追い込もうと思えばもう少しキレイにできそうです。

色が白なので形成修復部分がよくわかりますね。古代の石器などを修復したのと似ている気がしますね。

意外と強度も高くていい感じです。どうしてもスができますねえ。再修正が必要とは思いますがまいっかw 十分でしょう。コレは使えますよ!まじでw

あとがき

ぐりやん
ぐりやん

最後まで読んでいただき感謝です。
今回は破損したしたプラカメの形成修復実験をしてみましたが、この技は色々と応用できそうな気がしますね。そして壊れたジャンクプラカメが欲しくなるというw
おやすみなさい。

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