また寒くなったので熱燗が欲しい、ジャンカメ ハンターのぐりやんです。
さて今回はシャッター幕のクローンを作成します
パターンに従ってシャッター幕を切り出す
前回作ったパターンに従ってシャッター幕を切り出していきます。
このように正確に切り出しました。古い幕の貼り付け方はえーかげんですが、新しい幕の切り出しは正確ですよ。
スリット金具の移植
新しいシャッター幕にはスリット金具がありませんから、古いシャッター幕からスリット金具を取り外して新しいシャッター幕に移植します。
写真は撮り忘れましたが古いシャッター幕のスリット金具は接着してある上にリベットで止めてありました。そしてリベットはなんと真鍮製でした。
リベットの頭をリューターで削った後1.5mmのドリルで取り外しました。
あとはスリット金具の接着を注意深く外して、接着剤のカスを綺麗に掃除しておきます。
そしたら、新しいシャッター幕にスリット金具を貼り付けていきます。今回は自転車のパンク修理に使うゴム糊を使ってみました。リベットを打ち込むのはちょっと無理なのでハショりますw
シャッター幕を取り付ける準備
どうやって貼り付けるか迷いましたが、まずバネ筒に貼り付けてしまう事にしました。
一度バネ筒をボディに取り付けて貼り付ける位置を決めました。出来れば古いシャッター幕を剥がすときにマーキングをしておけば手間が省けますね。
綺麗に巻き取られるように、そしてバネ筒と並行になるようになどなど注意しながら出来るだけ正確に。裏側はこんな感じです。後幕のリボンは先幕バネ塔避けのローラーの外側を通します。
バネ筒ユニットをボディに取り付けてシャッター幕を巻き取り筒に貼り付ける
シャッター幕を貼り付けた状態のバネ筒ユニットをボディに取り付けてからバネ筒のテンションロック金具を取り付けて、シャッター幕に少しだけテンションをかけます。
そうしたら巻き取り筒にシャッター幕を貼り付けていきます。
アパーチャーのエッジと平行になるようにしつつ2つのスリット金具も平行になるように取り付けます。ここが一番の肝ですから極力正確に取り付けます。
どちらかといえばスリットの並行が一番重要です。うまく並行がでていないと露光ムラになりますから完璧に並行を出して貼り付けます。また重なりも重要で浅過ぎると光が漏れますし深過ぎるとスリットが開かなかったり引っかかったりする可能性が有りますよ。
実際きれいなスリットになるまで何十回も貼り付け直しました。
作動チェック
幕のテンションを少しずつ上げながらシャッターの動きをチェックします。
ちゃんとシャッターが作動するか?低速やバルブでもちゃんと開いてしっかり閉じるか?スリット金具の間から光が漏れないか?などなど。
なぜか浮きがありスリット金具からの光漏れがありどうしても原因が分かりませんでしたので、ミラーボックス側にパトローネから取り出したテレンプを貼っておきました。これで少しだけシャッター幕を押さえて隙間を閉じる作戦です。他のカメラでここにテレンプが貼ってあるのは良く見る気がしますから真似してみましたw
さて次回は
最後まで読んでいただき感謝です。
さて次回は組み立てていきます。部品の欠品が有りますがどうやって調達しましょうか?乞うご期待w
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