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PETRI PENTA V ボッロボロのジャンクカメラいつの間にやらGET そして、分解してチェックしてみる

この記事は約4分で読めます。

久しぶりに、しかも個性的設計の一眼レフのクランケってことで心踊っている、ジャンカメハンターのぐりやんです。
本日の獲物はPETRI PENTA V シルバーボディ1961年発売です。
ペトリについては、栗林写真機械製作所のブランドで個性的な設計のカメラが多いと認識しています。
拙者が持っているペトリのカメラはPETRI COLOR35 と PETRI HALF ですがどちらともかなり個性的な設計のカメラです。

PETRI PENTA V(V2?)

ペトリのカメラについてはpetri@ウィキがとても詳しいです。
そして書かれているのは最高シャッター速度が1/500のものはV2らしいです。
しかしカメラ本体の表記にはVとしかありません。ですのでここではVということにしておきたいと思います。

状態

まずは外観は汚く巻き上げレバー上の飾りネジがついていません。

またレリーズボタンの指皿もありません

そしてレリーズボタンが傾いています。

ファインダーを覗くと中央を左右に横切るにに黒い筋が見えます。ファインダー蒸着面の腐食ですね。しかもすごく汚いです。

巻き上げてレリーズボタンを押しても先幕が走れど後幕は顔を出しさえしません。
これはリボン切れでしょうか?

ぐりやん
ぐりやん

状態としては最悪ですね。

はかせ
はかせ

これは酷い状態じゃのぅ。

らいか
らいか

次の燃えないゴミの日はいつだったかなぁ〜

ぐりやん
ぐりやん

・・・

分解してさらに状態を確認してみる

目指すはプリズムとシャッター幕ですが構造がかなり特殊で分解には苦労しました。

まずはペンタカバーの貼り革をめくりペンタカバーを外しますが、貼り革が劣化していてボロボロと崩壊していきます。面白いのはペンタカバーが軍艦部と別体になっていて、これを外すだけでペンタプリズムが露出してきてペンタカバーがペンタプリズムの押さえも兼ねているというびっくり構造です。

モルトは全て朽ち果てていますね。あとはペンタプリズムブレースとでも言いましょうか横ズレ防止金具を緩めるとペンタプリズムが外れました。

そしてモルトの加水分解により遮光塗料はおろか蒸着面まで侵食し反射面までやられていました。
ペンタプリズムのフレームは接眼レンズとともにまるっと外せます。

次はシャッター幕を目指しミラーボックスの取り外しにかかります。
しかしこれがまた分かりにくい。分解例を求めてネット上を彷徨います。やっと見つけてなんとかミラーボックスの摘出に成功しました。

ピントスクリーンやコンデンサレンズはミラーボックスを外さなくてもミラーボックスの横のマイナスネジを外せば外せる構造ですが、ミラーボックスを摘出してから取り出しました。

シャッター幕はガビガビに硬化していますがリボンは切れていない様です。

この時点で机の上はゴミだらけですわw

後幕にテンションは掛かっていますので走るはずなのですがどうやらシャッター幕の硬化が酷く抵抗になっている様です。そうこうしているうちにリボンが切れたり接着が剥がれたりと、面白い様にぶっ壊れていきますw

さてどうしましょうかねぇ つづくw

あとがき

ぐりやん
ぐりやん

最後まで読んでいただき感謝です。
欠品あり、致命的故障ありでどうしようか迷っています。
次回があるかどうか分かりませんが、乞うご期待w

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