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Carl Zeiss の別名 aus jena の pancolar 50/1.8 完全ジャンクレンズ 自動絞りを部品を作成して修理する

この記事は約4分で読めます。

ミュージックラインを聴きながら執筆中の、ジャンカメハンターのぐりやんです。
本日の獲物は前回プレ復活した「aus jena pancolar 50/1.8」です。
このレンズは自動絞り対応なのですが、自動絞りのピンが取り外されており自動絞り対応のカメラに取り付けても絞り込んで使わないといけません。
しかし、レンズ内部の自動絞り機構は残されているためピンだけなんとかすれば自動絞りの修理ができそうな気がしていました。

なので今回は自動絞りの復活を試みます。

aus JENA Pancolar 1,8/50

Pancolar 50/1.8 は、M42マウントの一眼レフ用レンズで、東西ドイツが分断後、カールツァイス商標権裁判中の東ドイツ側カールツァイスの製品ですね。
パンカラーはビオターの後継製品で4群6枚構成の典型的なダブルガウス型で、拙者はオリジナルプラナーの末裔と言えるレンズだと思っています。

追記 よくよく調べているとこのレンズには第一世代と第二世代(前期、後期)が存在する様で、第一世代はアトムレンズの4群6枚構成、第二世代は、アトムレンズ不使用の5群6枚構成という事らしいです。で、この個体は第二世代である様です。分解できない為確認は不可能なんですよね。

aus jenaとは?

Carl-Zeiss-Jenaと同じと思っていただいてよろしいです。じゃ味気ないので拙者の知る範囲で少しだけ説明します。
ausは英語でいうとfromです。もうお判りですよね?from Jenaって事です。
Jena(イエナ)というのは二次大戦前にCarl Zeis Jenaが起業した都市で二次大戦後は東ドイツになりました。二次大戦後ドイツが分断された後は西ドイツと東ドイツそれぞれにCarlZeissが存在することとなった訳ですがCarlZeissという商標をめぐり裁判になります。その裁判のゴタゴタでレンズの表記は色々なものが存在するのです。
例としてあげると、戦前と同じCarl Zeiss Jena、Carl Zeiss Jena DDR(DDRとはDeutsche Demokratische Republik:東ドイツの意)C.Z.Jena、Jena、aus JENA、などですね。
これらはイエナがある東ドイツのCarlZeissJena製という事になるのです。

状態

見ての通りではありますが、右は正常なスーパータクマーで左がピンが抜き取られたパンコラーです。
このように、M42マウントのレンズを他のカメラで使うために稀にピン抜き改造された個体が見られます。このピンが無いとレリーズしても絞り込まれません。
てな訳で、このピンをなんとかします。

ピンの製作

ちょうといい材料を探したけれどなかなか見つかりません。
そこで思いついたのがブラインドリベット。ブラインドリベットのからピンを抜いてみたら良い感じに見えますが太すぎます。

スーパータクマーのピンの径は1.44ミリでしたので、それを参考にブラインドリベットのピンを削ってみました。

そして少し長めにカットして、最終的にちょうど良い長さに調整しました。

今回もこいつが活躍しましたよ!
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調整と確認

パンコラーのマウント部品に自作のピンを差し込んだものをカメラ(プラクチカLTL3)に取り付けてどんか感じかチェックします。良いようですね。

組み込んでピンをそしてみましたところ、これも良い感じです。

最終チェック

もちろん最後はカメラに実際取り付けてちゃんとシャッターと連動して絞り込まれるかチェックします。

どうやら完璧なようです。これで自動絞り対応のカメラで使いやすくなりましたね。
ピン押し式のマウントアダプターにつけてみたところこちらもOKでしたので今回の挑戦は成功と言えるでしょう。

あとがき

実はこのレンズの直進キーは未だ3Dプリンターで作った試作品のままなんですよね。でも壊れてないんですよねー。鏡筒を強く捻ると簡単に壊れてしまうとは思いますけどね。

ぐりやん
ぐりやん

最後まで読んでいただき感謝です。
これで自動絞りで使えるようになりましたから、早く直進キーを金属で作らないといけませんねー。このレンズの写り気に入っちゃったので綺麗なやつ欲しいけど高いんですよねー。

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