最近は古いネガをスキャンしながら、
カメラをオーバーホールすることが多い。
今日でやっと15本スキャンし終えた。
でスキャンしながらいじってたカメラを紹介しようと思います。
レンズバリアを外しちゃってますけどオリンパスXAで御座います。
OLYMPUS XA
XAの発売は1979年。XAシリーズの最初のカメラであり最高級モデルでもあります。
一番の特徴はバリアー式のレンズカバーが採用されケースレスで持ち歩く事が出来る点でしょう。
これをオリンパスはカプセルカメラと呼んでいました。カバーが不要なだけでなく非常にコンパクトであるにも関わらず、驚くことにレンジファインダーを搭載、露出制御は絞り優先AEなど非常に高性能なカメラに仕上がっています。そしてレンズはF.ZUIKO35mmF2.8 F.ZUIKOなので6枚玉です。構成は5群6枚だそうです。インナーフォーカスを採用している為レンズが飛び出すことはありません。
その他、電磁レリーズ採用、ファインダー内にシャッター速度表示、逆光補正(+1.5)なと魅力的なカメラとなっています。
こいつは、私が自分で働いたお金ではじめて買ったカメラなのです。
買ったのは約20年前、銀座の中古カメラ屋でした。
しかしこいつも最近触ってみると不動品と化していた。ショックです。
なので、復活を試みました。
症状確認
問題は?
- レリーズの不良 押してもシャッターが切れない(良くなったり悪くなったりする)
- レンズの中にでかいゴミ(カビかも?)
- モルトの劣化
の3点である。
webで探すとXAの分解は難易度が高いらしいが望むところだ!ってことで。整備に入ります。
分解整備
レリーズ不調
まずはレリーズの不調ですが、赤いレリーズボタンの下にあるネジをはずすと
レリーズスイッチがバラせる構造となっています。
掃除して組み直すと良好と問題は解消しました。原因は接触不良だったようですね。
レンズのゴミ?
次はレンズです。
例のデカいゴミとは? これ何なんでしょうか??
こんな感じで見た感じは1ミリぐらいありそうに見える。
実際はレンズの中なので小さいだろうけど非常に気になる。
でサクッとバラす。
運がいいことにココまでバラしたところでゴミが見えたのでクリーニングしました。
ゴミと思いましたが、どうやらカビだったようです。
絞り羽根がプランプランで落ちてきそうですね~
この通りレンズはキレイになりました。
ファインダーもキレイにしておきます。
モルトはまた今度^^;
あとはモルトの貼り替えですが…
コレ嫌いなんだよねー
オリンパスのカメラは、モルト使いすぎ(笑)リ○ーほどじゃないかw
今日はモルト掃除でのみで終了。モルト貼り付けはまたいつか。
寝ます。
あとがき
最後まで読んでいただき感謝です。
2023年8月に記事の再編集をしながらこのカメラ触ってみたらどうやら受光素子のcdsが劣化してきており露出が3段ほどオーバーになります。ASA800に合わせれば適正露出って感じ。
cds交換が必要ですね。
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