おはこんばんちは。ジャンカメハンターのぐりやんです。
先日整備したminolta16Ⅱの試写結果を紹介したいと思います。
minolta16Ⅱ
ミノルタ16Ⅱは、初代ミノルタ16の改良型といえるカメラで外観は瓜二つですが中身は大幅に刷新されています。先代では25mmのトリプレットで35mm換算では65mm程度となり画角が狭くちょっと使いにくかったのですが、この2代目では22mmのテッサー型となり35mm換算で55mm程度となりますからだいぶ使いやすくなったと共に画質にも期待できますね。
ちなみにテッサー型を搭載したミノルタ16はこのカメラの他には、MGとMG-Sだけでそれぞれ焦点距離が異なるため22mmを搭載したのは本機のみなのです。
作例をご覧くださいw
いつものORWO UN54(フィルム)を使用した作例です。
1枚目から、よく写ってますね。これMinolta16からすると、レンズがかなり良くなったとみて良いですよね。初代とはキレが違いますね。
近距離で看板を撮ってみました。1m程度の近距離でも絞り込めばソコソコ良いですね。
こちらは遠景です。遠距離は苦しいです。このカメラ、実は遠距離用の補正レンズが付属していたらしいのですが、ジャンクで買った本機にはUVフィルターさえもついていませんでした。
10m程度ならほんとに写りが良いです
これはハトまで1m以内の距離だと思います。鳩はピンボケですね。
2mぐらいから10mぐらいまではピントが合いますから、スナップカメラに向いていますね。
遠距離と近距離を撮るには標準で付属していたという、遠距離用、近距離用2枚の補正レンズを入手したいところですね。
おわりに
このカメラを使ってみた感想は「ピントの感覚と写りの良さはPEN EEに似てる」って感じですね。
固定焦点だけどハマればキリッと写るところが似ています。
実はミノルタ16のテッサータイプは評判が良んですよね。ゾーンフォーカスを入れて欲しかったと思うのは拙者だけではないでしょうね。
しかし、このカメラをシャキンっと引き出してパチッと撮るのはとても楽しいです。ファインダーも初代よりは良くなったのですが、アイポイントが短いのはスナップ用途としてはイマイチですね。
最後まで読んでいただき感謝です。
16ミリフィルムを使うカメラってのは、フィルムの面積が小さい分レンズの性能がものを言う世界なのですから、このように写りの良いレンズを搭載しているのは理にかなっていると思います。110カメラなどはレンズがしょぼいものが多く、写りの悪さにがっかりする事が多かったですからね。(注:中には高性能レンズを搭載した110カメラもあります)
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