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MINOLTA MD ZOOM ROKKOR 100-200mm F5.6 ジャンクレンズの分解修理

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こんばんは。春が待ち遠しい、ジャンカメハンターのぐりやんです。
本日の獲物はミノルタの1977年製で超ロングボディな望遠ズームレンズ MD ZOOM ROKKOR 100-200mm F5.6です。F5.6通しではありますが、一眼レフ用としては、ちと暗すぎますね。
ROKKORとの銘が入っていますので無印(NewMDでは無いの意)MDですね。

MD ZOOM ROKKOR 1:5.6 f=100-200mm F5.6

このレンズの特徴は何と言っても鏡筒が細長いことですね。カメラにつけてズームを200mmにしてピントを最短に合わせると、フィルム面からレンズの先端までの長さが27cmほどになります。焦点距離からするとかなーり長いレンズです。
そして後玉はレンズ後端から随分奥にあります。定規で測ってみると9センチ程奥まった所に後玉がありましす。なので後ろから9センチまではがらんどうですw。レンズ構成はズームレンズとしては単純編成と言えそうな5群8枚で抜けが良さそうなレンズです。

状態と整備の計画

外観は傷も痛みもなく美品レベルです。

レンズエレメントは、汚れてはいるものの前玉、後玉共ににキズやカビは無い様に見えますが、中玉に怪しげなクモリがあります。これはバルサム切れかもしれません。とにかく中玉の何枚ががひどく汚れている様に見えます。

前玉、後玉のみクリーニングしてみるとキレイですね。
動かしてみるとズーミングができません。
力を入れてズーミングすると動きましたが動作がゲキ重です。ヘリコイドは若干グリス切れが始まってるかなって感じなので交換時期かな。絞りリングと絞り羽根は問題ない様です。

今回は中玉のクリーニングとヘリコイドのグリスアップ、それとズーム関連の整備をしていきます。

分解整備

ネット上には同じレンズの分解記事が有ったのですがどうやら少し構造が違う様なので、このレンズにも細かいバージョンがある様です。よく見るとレンズ銘板の表示に違いがありました。ネットで見かけた個体にはフィルター径の表示があるのに対してこの固体にはフィルター径の表示はありません。NewMDにはフィルター径の表示があるためウチのレンズは前期型と予想します。
具体的にどこが違うんかと言いますと、ネット上で見たやつはピントゴムを剥がしてイモネジを緩めるとあったのですが、この固体のイモネジは最初から露出しており、分解するのにピントゴムを剥がす必要はありませんでした。

では分解に入ります。まずはレンズ銘板を吸盤オープナーで外します。その後3本のイモネジを緩めればピントリングがマルッと抜けてきます。

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レンズを傷つけずに分解できる。拙者愛用のタイプです。オススメ

この3本のイモネジが無限遠調整を兼ねていますからピントは狂いますよ。

前玉(ズーム第1群ユニット)はヘリコイドでハマっているだけなので回せば抜けてきます。

第3群はカニ目リングで留まっているだけなのでカニ目リングさえ外せれば簡単に外せます。クモリ玉はコレでした。あとは見えるネジを順番にはずしていけば簡単にバラせます。
ズームのレールが露出しました。グリスがガビガビです。

第4群を外すのは厄介です。できれば外さない方が良いかも知れません。

この大きな隙間から第4群ユニットを知恵の輪の様に引っ張り出す必要があるのです。
黄◯が第4群ユニットを固定しているネジ(既に外してしまっているが間違い)ですがこの状態ではこの穴から第4群ユニットを取り出せませんから、先に青◯のネジを外して前後部鏡筒を分離してから第4群ユニットを知恵の輪の様に取り出す必要があります。
第5群は青◯の隣に見えるネジを外せは絞りユニットごと簡単に取り外せます。カニ目を緩めればレンズエレメントを取り出す事ができます。レンズエレメントの取り扱いにはレンズサッカーが便利です。落下事故も激減しますよ。

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レンズを吸盤で吸いつけて取り外し取り付けをする道具です 非常に使いやすいです。

イモネジは絞りユニット固定用なので間違えて外さない様に注意しましょう。
ズームレンズなのにたったの5群構成なのでクリーニングは楽々です。

クモリ玉は予想に反してかなりキレイになりました。

組み立てて確認すると中玉の周辺にクモリが微妙に残っていますがこの程度ならば撮影に影響はなさそうです。

グリスアップ

鏡筒の仕組みは独特でカムスロット式ではなくスライドとレールで構成されるスライドレール式って感じの作りでした。ただしスライドレールは1組しかないため摩耗してしまうと調整は不能で交換するしかありません。
またフリクション(抵抗)の出し方も独特でプラスチックのスライダーにバネで圧をかけズーミング時の抵抗感を作り出す仕組みとなっていました。(写真を撮っていませんでした)

最終チェック

クモリ玉の周辺にクモリが微妙に残っていますがこの程度ならば撮影に影響はなさそうです。
ピントとズーミングの操作感は非常に良くなりました。
設計に無理がないのかなとてもシャープな写りですよ。

200mm 開放 なかなかにシャープです
100mm 開放 良いですね
200mm開放 最短(2.5M) ピントが合ってないw
100mm開放 最短 最短(2.5M)シャープですね

コンディション認定

中玉周辺に微小なクモリがあるが実用には問題がない「並品」ですね。

あとがき

いつも見てくれている方は気がついたかも知れませんが作業マットを新調しました。
シリコンゴム製で耐熱500度(ホンマかいなw)らしいのでハンダ作業でも焦げませんね。
‎サイズは35x25x0.4cmとなっていましたが厚みは作業エリアで2mmパートと例の部分が3mmしかありませんでしたw。ですが滑りにくく弾力があるので非常に具合がいいですね。パーツトレイがあるところもポイント高いです。

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良さそうだったので買ってみました。今の所とても良いです

閑話休題

このレンズは何と言ってもひょろ長いのです。最長に伸びた時の長さはNew MD 70-210mmF4よりも長いw
ウチのレンズの中で一番長いTAKUMAR300mmよりも長いのです。しかも鏡筒が細いのですごく長く見えますw

下の短いのがNew MD 70-210mmF4

一番長い時と一番短い時の差が7センチ近くもある。そして最短撮影距離は2.5m。
ほんと独特なレンズです。

ぐりやん
ぐりやん

最後まで読んでいただき感謝です。
次回は1983年発売のサードパーティ製の標準4倍ズームレンズをレストアしていきたいと思います。
乞うご期待w

 

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