ふと気が付いたら
入手していた。
ЛОМО ЛК-А(ЛОМО КОМПАКТ АВТОМАТ)
いわゆるロモです。
英語に訳すと
LOMO LC-A (LOMO COMPACT AUTOMAT)
です。
世界中にコアなファン層がいるカメラ 「ロモ」
これはキリルバージョンと呼ばれているやつです。
もちろんシャッター不動の格安ジャンクです。
レンズは
МИНИТАР-1(MINITAR 1) 32mm F2.8です。
ホコリは多いけどキレイなようです。
ファインダーも清掃だけで大丈夫そう。
モルトは結構ヤバイかな。
分解整備
では、問題のシャッター。
症状はレリーズするとガシャッと音はすれどもシャッターは開かず。
シャッター羽根の粘りに間違いなさそうなので、羽根を目指して分解にかかります。
軍艦部は張り革を剥がさないと分解できません。
なぜならЛОМО(LOMO)のロゴの下あたりに隠しネジがあるからです。
写真は撮り忘れましたので、いきなりレンズボード裏からです。
シャッター羽根に達するにはこの3本のハンダを外すのがイイでしょう。
分解途中でシャッター制御用ソレノイドのネジが完全に抜けているのを発見しました。
危ない危ない。気づいてよかった。
さて、ここまでくれば、もうすこしです。
ジャジャーン。ついに羽根くん登場です。
しかし、変わった形ですね。
摩擦軽減のためかコーティングされている様です。(黒っぽく見える部分)
後はコーティングに注意しながら洗浄すればOKです。
私はベンジンで洗浄しましたが、問題は無さそうでした。
しかし、強力な溶剤は使わない方が良さそうです。
試写
では、いつものように試写です。
下手な写真を見たくない方はとばして下さい。
冬の雨
∞での撮影ですが遠景ボケてます。
無限遠が出ていない様です。
旧式
これぞチンチン電車と言えるのではないでしょうか。
雨の愛友市場
区画整理はやめてほしい。
根
何かの根っこです。例のトンネル効果が出ています。
ロボ
フレアもしくは光線漏れでしょうか。
水銀緑
スローシャッター搭載ですので、こんなんもいけます。
イイ感じのゴースト発生。
以上全て JX100 2月の広島and呉です。
いいでしょう。ロモの色。これにハマる人は世界中にいるんですよ。
試写後に判明した問題点
問題点は無限遠の狂いと光線漏れ。
無限遠調整は?おや?レンズ横に怪しいネジ発見。
たぶんこれ、レンズの横のマイナスネジです。
緩めて無限遠調整。どうやらOKです。
フレアor光線漏れのほうは、とりあえず内面反射の確認。
アパーチャーのすぐ奥の平面部分。無塗装で反射も多め。怪しいので植毛紙で対処。
あとはモルト張り替えでOKでしょう。
今度はお天気のいい日に使おう。
ネットオークションで入手
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