Lomo’Instant Square 新品購入後2年ちょい、フィルム2本で逝く

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この記事は2021年10月に下書きしていたものを再編集したものです。

今日はLomo’Instant Squareがこわれた話です。

Lomo’Instant Square と Diana+

Lomo’Instant Square

ロモインスタントスクエアはロモグラフィーがクラウドファンディングで製品化したインスタントカメラです。フィルムはチェキのスクエアフィルムと普通のチェキフィルムを使うことができます。

この青色はクラファンのみの限定色です。特徴的なのは目測ではありますがピント調節が可能であること。ピント調節ができるチェキは多分無いのでここはポイント高いですね。その他普通のチェキには無い特徴が色々とありますが興味ある方は参考リンクをご覧くださいませ。

Lomo’Instant Square マイクロサイト
Lomo’Instant Square

どこが壊れたのか?

分かりますか。絞りの丸い穴がレンズの中心からズレてますねぇ。

レンズバリアは最初の頃から不調でした。
このカメラクラウドファンディングで入手したものなのですが、既に購入から2年以上が経過しています。2年過ぎると保証は効かないらしく、しかもクラファン発の物ですから有償修理でしょう。

分解と修理

えいやっちゃえ!ビリビリ(貼り革を剥がす音ww)

と。分解法が分かりにくいが、試行錯誤しながら分解していきます。

レンズバリアはなんか噛み合わせがピシッとしませんねぇ。これは構造的欠陥と言えるでしょう。

そして、なんとか絞りの部分まで分解することができました。

絞り羽根が脱線しています。さて何故こんなことになるのでしょうか?
絞りは開放と絞り板が入った状態の2種類で、開放がF10、絞り羽根が入った状態がF22の2段階のみ。これが8S〜1/250Sのシャッターと組み合わされているようですね。ですから絞り羽根は1種類の円形絞り板があるだけです。

いつものようによ〜く観察します。と?

おや?なんか曲がってませんか??

取り外して確認。このプレート曲がってます。このせいで絞り羽根が脱線するようです。
こりゃ初期不良ですね。中国の工場で作っていると思いますが、品管には問題がありそうですね。
変形を修正して組み立てます。

絞りの穴はちゃんと真ん中にありますね。どうやら直ったようです。
レンズの左右にあるのがシャッター用のソレノイドと絞りを動かす為のソレノイドです。
なんだかレトロな設計ですねぇ。精密感の全く無い単純構造で助かりました。
しかし、もう少し耐久性を考えて作って欲しいですね。こりゃ、耐久性は期待できませんね。

撮影テスト

期限切れストックのフィルムが有ったので試し撮りしてみようと思います。(2023.11.17)

このフィルムいつ買ったんだっけなぁ?

2019-4が有効期限って事は4年以上期限切れ。写るのか?

装填します。

撮った直後は真っ白ですが

お!薄っすらと像が現れてきた

意外とキレイに像が出てきました。期限切れですが、まだまだ十分使えますね。

あとがき

ぐりやん
ぐりやん

最後まで読んでいただき感謝です。
これまでいくつかロモグラフィーの製品を購入してきました。
レンズはとても高品質で設計も好感の持てるものでしたが、このカメラに関しては品質は低いと言わざるをえず、設計も如何なものかって感じです。特に強度が必要な部品が弱そうな為、耐久性に問題があるのでは?と感じました。コンセプトは素晴らしいだけに非常に残念です。
それに比べて、フジフィルムのチェキは流石ですよね。ほぼプラでできているのに耐久性は高いです。
それでも欲しくなるロモグラフィーの製品なのですがw。

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