ジャンカメハンターのぐりやんです。
本日は今は昔w、Kodak Retina Iaを入手した時の話を聞いていただきたいと思います。
ある日、突然友人がカメラを直してくれーや〜と言ってきた
ある日、友人が「〇〇海外(何処だったか忘れたw)で買ってきた古いカメラを持っとるんじゃけど、直してくれーや〜」と言ってきたんです。まあ、友人なので「壊れてもええんじゃったら直してみるけど?」と言うと「どうせ壊れとるんじゃけえ、壊してもええよ。」と言うんで引き受けることにしました。で預かった壊れたカメラがKodak Retina Iaだったのです。
そして、そのレチナは、いいとこ無しのひどい状態でした。
友人のボッロボロのKodak Retina Iaを直して試写してみた
当時Kodak Retina IIIc(021)を持っていて、これが最強のRetinaだと思っていました。Retina Iaは旧式でレンズも暗いしレンジファインダーも無いんで大したカメラじゃ無いと思い込んでいたんんですよね。
で、うまく修理出来たか確認するために試し撮りしてみたんです。
写りの良さにびっくりしました。あの小さくてボロくて傷のたくさんあるレンズでこんなに写るとは。そしてレチナは友人の元へ… そしてそして、Kodak Retina Iaが気になる存在にw
Kodak Retina Ia(015)とは
Retina Ia (Type 015) は、ドイツのKodak-AG社製の35mm折りたたみカメラです。これは、 Kodak Retina Iの改良型として1951年に発売されました。主な改良点は新開発のレバー巻き上げでした。 Retina Iaには小さな光学ファインダーが付いてはいますが、距離計は搭載されておらず目測でピントを合わせる必要があります。
1951年の1月から5月までに販売されたカメラはCompur-Rapidシャッターが搭載され、Retina-Xenar 50mm f/3.5が組み合わされていました。
1951年6月からはSynchro-Compurに変更されました。そしてレンズは以下のものが搭載されたものが存在します。中でもエクター搭載のものは人気があるようです。
- Schneider-Kreuznach Retina-Xenar 50mm f/3.5
- Schneider-Kreuznach Retina-Xenar 50mm f/2.8
- Kodak Ektar 50mm f/3.5
欲しい。欲しすぎるw
で結局クセナー2.8付きを買っちゃったってわけw
結構良さそうなジャンクを発見して「物欲は爆発だ〜!」ってことで、ポチってしまいました。決め手はフィルターがついたまま販売されていた事。フィルターがついているとレンズの状態が良い事が多いんですよね。
やってきたのはシンクロ-コンパー付きの後期型で、レンズはシュナイダークロイツナッハのレチナ-クセナーの50mmF2.8のやつ。評判はどうあれRetina Ia で一番明るいレンズを搭載したモデルです。
カウンターに不具合があり、部品を製作して修理しました。その他は問題がありませんでした。
その後カウンターの調子が悪く何度も修理を繰り返し、やっと昨年試し撮りに持ち出すことができました。
試写 F3.5とF2.8の写りは違うのか?
F3.5との違いはわかなないけど、良いではないか。逆光にはちょっと弱いなあ。と思って撮影後にレンズをよく見てみると、少しクモっているようでしたのでクリーニングしました。完璧にクリアにはなりませんでしたが概ね良いでしょう。
あとがき
最後まで読んでいただき感謝です。
こんな経緯で、大した事ないだろうと思い込んでいたレチナ Iaを入手してしまった話でした。
Retina IIIcに比べるとかなりコンパクトで持ち歩きやすい。とても気に入りました。
そして距離計付きのRetina IIaが欲しくなってしまいましたw
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