メルカリジャンクレンズ大量セット購入顛記の「21本目から27本目はというと(汗)」の中の一本。
aus JENA Pancolar 1,8/50
aus jena pancolar 50/1.8 です。
東西ドイツが分断後のカールツアイス裁判中の東ドイツの製品ですね。
Carl-Zeiss-Jenaと同じと思って良いみたいです。
状態確認
なんと、直進キー2つとも折損。ヘリコイド(ピントと同意)がまともに機能しません。
レンズの汚れも酷いですね〜。
ピントリングを回してもレンズは伸びず、しかも鏡筒がクルクル回ります。
絞り環はクリック感なく、スカスカです。
絞り羽根は開放のままです、絞り羽根が付いていれば良いのですが。
絞りは自転車のブレーキワイヤーの様な部品で動かすという珍しい方式でした。
ワイヤーの固定が外れていましたので止めると絞りが作動しました。
しかし油がまわって動きが悪いです。
そして銘板の一部に隙間がありコジった形跡、叩き込んだ傷跡があります。
その上、銘板は斜めに入っています。
ゴムリングで思いっきり回したら、ガチャリとハマりました。
しかし、ネジがバカになって外すには破壊するしかないようです。
前に弄った人は、バカになった銘板をこじって無理やり開けようとしたのでしょうか?
これで、絞り羽根の分解クリーニングは絶望的です。
肝心のヘリコイドと直進キーの状態確認
絞り羽根は後玉を外して、羽根の間にクリーニングペーパーを差し込む方法で行いました。
で、肝心要のヘリコイドの直進キーの状態は?
直進キーの一本目
直進キーの2本目(絞りを作動させるワイヤーが写っていますね)
2本とも折れて無くなっています。
ひどいですね。
外してみました。
直進キーの、有るべき部分が全く有りません(大汗)
部品の試作
で、作ってみました。
プラ製ですが、サイズ等を確認するために試作してみました。
そして、取り付けてみました。
ヘリコイドの作動状況
試作品なので耐久性はかなり低いと言わざるを得ませんが、
直進ヘリコイドが正常になりました。
無限遠は、ねじ込み回転数の調整だけOKでした。
心もとないプラ製の試作パーツでの復活なので「プレ復活」w ですわww。
直進キーのサイズと形状は大丈夫そうなので、いずれ金属で作り直す必要が有りますね〜。
コンディション認定
コンディションは、使えはするものの、当然「ジャンク」に認定です。
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