Super-Takuma 3.5/35 | ジャンクレンズ大量セット購入顛末記 27本分の14本目

このレンズは3本同じものが入っていました。

全て前期型でシリアルナンバーが

110万番台(1号機)
12287百番台(2号機)
12289百番台(3号機)

さしあたりカッコ内で呼称します。

Asahi Opt. Super-Takuma 1:3.5/35

調べてみると何度もマイナーチェンジを行なったレンズのようですが、第3世代のようです。
一眼レフ用としてはちょっと暗めのF3.5ですがその分かなりコンパクトです。
4群5枚でテッサーの前にワイコンを追加したような構成なのでいちばん後ろのたまが貼り合わせです。

状態

Img_6351
1号機はバックプレートがなく後玉が黄色いマステで留められています。
2号機は後玉がなんか変です
3号機は後玉が取り付けリングごと付いていません。

1号機のマステを剥がしてみると後玉が外れていました。よく見ると後玉のバルサムが完全に剥離しておりしかも外れた後玉を前後逆にして取り付けようとしたら嵌まらずテープで止めたようでした。
Img_6349
2号機は後玉ついていますが、ユルユルです。これもバルサムが完全に剥離していました。

Img_6347

3号機はレンズがありませんので部品取にしかなりませんね。

今回は2号機を直してみます。

2号機を直す

とりあえずバルサムをどうするか?
実験的にレンズに残っているバルサムで貼り直してみることに。
溶剤を剥がれたバルサムに流し込むと溶けたようでしたのでそのまま貼り合わせてみました。

完璧とはいきませんでしたが、意外と綺麗に貼れたようです。

Img_6348
透明度も戻り、意外と使えそうですね

そのまま取り付けてみるとまたもやピントが無限までいきません。
鏡筒をばらして組み直して無限遠調整。
全機能回復しました。

最終チェックとコンディション認定

完璧ではありませんが、バルサムに痛みがあるが写真は撮れる。
意外と使えそうです。

コンディションは、バルサムにひどい痛みがある「ジャンク品」ですね。

1号機はまた今度つついてみることにします。
3号機はレンズが足りませんから部品取にしかなりません。

この記事を書いた人
GRiyan

ぐりやんです。自称ジャンカメハンター。フィルムカメラに傾倒しています。ジャンクカメラを買い集めて、レストアするのに夢中です。ブログ歴17年。その他、タイヤが付いてる乗り物が好きです。特に2輪のものが好きです。雪山とか海で遊ぶのも好きです。そしてウクレレも好きです。

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