何からいこうかな?
先ずは中途半端に分解されている2本からいこかな。
よし、ソリゴールからいってみますか。
Soligor 28mm f2.8
ソリゴール?あまり聞かないブランドですね。ミランダと関係のある国内ブランドだそうですよ。
ソリゴールの製品はいろんなメーカーからOEMで供給されていたらしくシリアルナンバーの一桁目でOEM元がわかるそうです。
7だからSUN製になるのかな?
全て金属製で作りが良いですね。
最小絞りは22でマウントはキヤノンFLマウントですね。
キャノンのマウントはR>FL>FDと進化しますが、マイナーチェンジなのでマウントの取り付け自体は互換性があります。なのでFDマウント用のマウントアダプターに装着できますよ。
さて細かく見ていきます。
状態確認
まずは、マウントがなんとマステでくっつけてあります。なので、剥がしてみます。
絞りユニットの細かいパーツが小袋にいれてあります。
どうやら絞りユニットを取り外したところでドナドナされたようです。
挫折?はなさそうなので絞り羽の曲がりから商品価値なしと判断されたのでしょうかね?
問題は部品が全て揃っているのか?ってことですなぁ。
マステを剥がすとマウント部が外れました。
なんか変です。後群ユニットが裏表にはめ込んであるようです。
絞り羽根と絞りユニット
小袋に入っていた絞り羽根を見てみます。2枚ほどに変形が見られるようです。
変形を修正しました。
元の姿を予想しながら絞りユニットを組みます。
絞りユニットを組み立ててから仮組みします。
どうやら良いようです。
一旦レンズを仮組みしてカメラに取り付けてみました。
キヤノンFLマウントは、FDと互換性ありますが完全互換ではありません。
デジタルで使う分には関係ありませんけどね。
絞りの作動に問題は無いようです。
レンズエレメントのクリーニング
汚いので再度バラしてレンズをクリーニングします。
なぜか前玉裏に油が回っていました。
クモリも無く結構綺麗になりました。
組み立てて完了です。
最終チェックとコンディション認定
カメラに取り付けて作動チェック。完動品に復活です。
動作は問題ありません。レンズエレメントもまあ綺麗です。しかし外観は傷が多くボロい。
ですがレンズエレメントはキレイなんでコンディションは「並品」と言ってイイでしょう。
コメント