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100年以上前のカメラ KODAK No.2 Folding CARTRIDGE PREMOを復活させて写真を撮りたい!

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ジャンカメハンターのぐりやんです。
本日の獲物は先日100年以上時を超えて我が家にやってきた、「コダック ナンバー2 フォールディング カートリッジ プレモ」の前期型です。

この古さはオールドカメラというよりもビンテージカメラと言った方がしっくりきます。

KODAK No.2 Folding CARTRIDGE PREMOについておさらい

この時代のKODAKカメラ名にあるNo.(ナンバー)はフィルムの種類を表しているのです。No.2とは現在では120フィルムと呼ばれているものですから、現在も普通に入手できます。100年以上前のカメラのフィルムが現在でも入手出来るなんて奇跡としか言いようがありませんね。
(注意:No.2Aは116フィルムですから現在は購入できません)

貼り革に薄っすらと残る「USE FILM No.120」の文字

拙者が入手した「No.2 Folding CARTRIDGE PREMO」は前期型のようで「KODAK BALL BEARING SHUTTER」付きです。このタイプは1916年に発売(100年以上前)され1922年ごろまで販売されたようです。後期型は「Kodex shutter」ていうのが搭載されていたようですよ。

そして、このカメラはR.Rレンズを搭載した高級バージョンなのです。

R.Rレンズ枠に入っている銘は「Rapid Rectilinear BAUSCH&LOMB OPTICAL CO.」となっておりますので、あのボシュロム社が製造したレンズという事になります。現在のボシュロムはコンタクトレンズで有名ですが昔はレイバンのサングラスを作っていた事で有名でした。その昔は、カメラのレンズも作っていたのですね。
R.Rレンズ(ラピッドレクチリニア)は2群4枚で対象構成です。2群4枚ダブルガウスって事になりそうな気がしますが、このタイプはラピッドレクチリニア型と呼ばれるみたいですね。
ラピッド=高速 レクチリニア=直線
つまり構成的に対称型なので歪曲収差が補正されていて直線が歪まずにまっすぐ写るそうです。そして当時ではかなり明るい(=高速でシャッターを切る事ができる)レンズだったようです。
実はこのラピッドレクチリニアはダルメイヤーが1966年に発明した伝説のレンズなのです。
世界初の直線レンズ、つまり歪曲収差が抑えられたレンズなのですよ。ワクワクwww

入手時の状態

まずは、レンズの展開ができるのか?蓋は開きますが、レンズボードは引っかかって出てきません。
しかし、色々いじっていたら、蓋を途中まで開けた状態であればレンズが引き出せることが判りました。フィルム室は固着して開きませんが、少しずつ分離を試みて何とか開けることに成功しました。
スムーズとは言えませんが、なんとかフィルム装填はできそうですよ。

フィルム室にはかなり状態の良いKODAK純正の木製スプールが残されていた。

シャッターは全速OKです。と言っても、T,B,25,50しか無いんですけど。絞りも正常です。
蛇腹の見た目は非常に綺麗ですが、光にかざすとピンホールだらけです。レンズは、カビは多いですがノンコートなので拭けば綺麗になるでしょう。バルサム切れは皆無です。

各部の整備

まずはレンズボードの展開がスムーズにいかない原因を探ります。

レールの連結部が変形している

よく見ていくとレンズボードがスライドするレールの連結部分が変形しているみたいです。ここを修正したらレンズボードの出し入れはスムーズになりました。この辺りを整備していたら新たな問題点を発見してしまいました。

レンズボードをキャッチする金具がグニャリと押し潰されたように変形しているんですね。これも注意深く修正しました。これでカメラの展開はOKとなりましたので光学系を整備していきます。まずはレンズボードからレンズシャッターユニットを取り外します。自慢のRRレンズはカビだらけです。 

清掃前

レンズシャッターからレンズは簡単に取り外せますし前後1群ずつの2群構成ですから、サクッと掃除します。

清掃後

レンズは、めっちゃキレイになりました。

ファインダーは、レンズとミラーとスリガラスを使ったブリリアントファインダーと呼ばれるものが搭載されています。ざっくり言うと簡易的なファインダーで辛うじて構図を確認できる程度のものです。単純構造ではめ込み組み立てですので、分解してクリーニングしました。

残るは蛇腹です。見た目は100年以上経過しているようには見えないキレイさなのです。

驚くほどキレイな蛇腹

が、しかし裏から見ると

ひどい状態です。内側から見ても外側から見ても穴だらけです。もともと布に樹脂?でコーティングしたジャバラのようですね。これは革用のタッチペンでペタペタと埋めていこうと思います。

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革の修正にどうぞ。蛇腹ピンホールのちょい塗りにも使えるかもしれません。

蛇腹の遮光を確認していたらレンズシャッタ周りに新たな問題が見つかりました。レリーズレバーとケーブルレリーズ用の穴からの光漏れです。

隙間から入った光がシャッタ羽根の内側まで入り込んでいる

構造を確認しても内部で遮光できる構造にはなっていませんから、どうやって遮光していたのか不明です。昔の低感度フィルムでは問題なかったのでしょうか?

レバーの根元にはゴムシートを切ったものを入れて遮光しました。ケーブルレリーズ穴は本来はキャップがついていたのではないかと思います。しょうがないので黒テープで遮光しておきました。

レンズを外したついでにデジカメで試し撮りしてみました。

写りはどうかと言いますと、思ったよりもちゃんと写りましたよ。(本来このカメラではこんなに寄ることはできません)

最高シャッター速度1/50?

このカメラはシャッター速度が最高1/50しか有りませんからISO100のフィルムを入れて、お天気の日中の明るさ(EV15)では絞りをU.S32(F22)まで絞り込む必要があります。

絞りを開けるためには低感度フィルムが必要なんですが低感度フィルムは選択肢が限られてきます。
低感度フィルムを探してみます。

まずは、ロモグラフィーの超低感度モノクロフィルムが2種類見つかりました。
ファントーム キノコレはなんとISO8です。コレはISO100からすると約マイナス3.5段も低感度なフィルムです。コレならばお天気で絞り開放で撮れそうです。なんとも魅力的なフィルムですね。
もう一つは、バビロン キノ ISO13こちらも超低感度ですね。でもちょっと待ってください。私も素晴らしい超低感度フィルムを見つけて興奮していたのですが、実は二つとも35mmなんでこのカメラにはつかえない!しかも120の物は販売されていないのです。残念すぎる。もう少し探してみます。
すると、カラーネガではありますが、ISO50から200の範囲で使えるというレッドスケールXR120ってのを発見しました。しかしちょっと独特すぎる写りな様で試し撮りには向かないかなぁ。
ロモグラフィー以外でも探してみましょう。

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Rollei RPX 25 ってのが見つかりました。コレもISO25って事でISO100からするとマイナス2段ですね。お天気だとU.S8(F11)程度まで開けて撮る事ができます。しかし在庫なし入荷未定が多いですね。取り扱い店舗も少ない様です。

こちらは、ISO50です。コレは取扱店舗も多く入手がし易い。コレ重要ですね!
って訳で、ILFORD PAN F PLUS 50 120を入手して試写してみようと思います。

あとがき

これでなんとか写真を撮ることは出来そうです。試し撮りが楽しみですね。

6x6判のseagull203と並べてみた 6x9判としては驚異的にコンパクト
ぐりやん
ぐりやん

最後まで読んでいただき感謝です。
100年以上前のカメラに現代のフィルムを入れて撮影したらどんな写真が撮れんですかね?
ワクワクしますね。さて次回は撮影した結果をお届けできるのでしょうか?
乞うご期待w

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