minolta HI-MATIC E 修理前編 開けてビックリ ハイマチッキー

HI-MATIC Eでハイマチッキー
どうでもイイか。

開けてびっくり

しかし開けてビックリした。
前回の確認時には、電池を入れても動かなかったワケだが原因が分かった。

なんと電池ボックスと基盤をつなぐコードが付いていないのだ。
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これにはビックリした。
しかも液漏れによる腐食がひどい。

レンズボード裏の状態と故障探求

とりあえずレンズボードを取り外し状況確認。
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結構酷いが電池ボックスから仮配線をしてチェックする。
動かない。
なぜだろう?
どうもソレノイドが作動していないようだ。
ソレノイドの両端にテスター3V電圧モードを当てた状態でレリーズボタンを押し込む。
ソレノイドに電圧がかかればソレノイドの故障ということだ。
すると針が振れた。
ガーン最悪の事態
ソレノイドの断線だ。

ソレノイド? それって修理できるの?

とりあえずソレノイドを取り外す。
ソレノイド(ソレノイドアクチュエーター)とは簡単に言えば電磁石で鉄の棒などを動かす部品です。
電気の力を機械運動に変換するわけですね。
電子式シャッターには必ずと言っていいほど使われています。

さてソレノイドの電磁石部分を取り外しました。
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電磁石はコイルと鉄心で、構成されています。
単なるコイルなので導通があるのが正常です
テスターで測ってみると導通がないので内部断線ですね。

バラしにかかる。
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とりあえず裸にしてみる。
一か八か巻き直してみるか。
とりあえず解いてみる。
切れているのは奥の方だった。
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奥がわの端が電解液で腐食して断線していた。
リールには明らかに電解液の跡が。
一気に巻き直す。
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鉄心を戻して3Vをかけたら無事ドライバーがくっついた。
電磁石としての機能回復である。
ソレノイドを元に戻しシャッターチェック。
低速から高速まで問題無さそうだ。
残る問題はランプが点かない点と巻き上げ不良だ。
まだまだ先は長そうである。

この記事を書いた人
GRiyan

ぐりやんです。自称ジャンカメハンター。フィルムカメラに傾倒しています。ジャンクカメラを買い集めて、レストアするのに夢中です。ブログ歴17年。その他、タイヤが付いてる乗り物が好きです。特に2輪のものが好きです。雪山とか海で遊ぶのも好きです。そしてウクレレも好きです。

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