私が通っている病院には血液内科は存在しない。
しかし総合内科の中に血液・腫瘍内科の先生が4人在籍しているらしい。
今度の医師はまた違った感じである。
やさしそうで落ち着いた感じかな。
で、早速CTを見せられる。
今回もパソコンの画面である。
しかし拡大表示で左右のわきの下を見比べると違いは明らかだ。
右には何も無く左には真っ白い塊が写っている。
オイオイ、ヤバイゾ。
「コチラのリンパが腫れています。
可能性としては膠原病とかリンパ腫などがあります。」
リンパ腫?いわゆる悪性リンパ腫?それって癌やんけ~
私の父は数年前に膀胱がんで膀胱全摘
父の姉は子宮がんで他界、母方の祖父は肺腺癌で他界
典型的な癌血統である。
父が癌になったとき友人が癌になったとき、癌について調べまくった。
インターネットで癌のCT等はかなり見まくった。
いわば癌オタクといっても過言ではないほどである。
なので私は癌に対する知識は普通の人よりは多いと思う。
ところが自分にこととなると....
気持ちは異常なほど冷静だったが、なんだか視界が狭まり暗くなってくる。
そして、ひや汗が出てきた。
軽いショック症状か?ナンカ酸欠と似てるななどと考えながらぶっ倒れそうになる。
かなりヤバイ。しかし可能性があるだけで告知を受けたわけじゃないのである。
医師は一生懸命パソコンをいじっている。
時間にすれば数十秒だろう。
何度も「具合が悪い、ぶっ倒れそうだ。」と言いかけるが何とか気を失わずにすんだ。
こんな経験は初めてだった。自分の精神的な弱さを始めて体験した気がした。
医師はやっとパソコンから目をそらしコチラに向き直った。
今の段階では何とも言えませんが、大丈夫と言うには大きすぎる。
2×3センチ程度はあるらしい。
もう少し詳しい検査をして見ましょう。
次回はガリウムシンチという検査をします。
ガリウムシンチとはアイソトープを使ったうんぬんかんぬん......
「最終的には生検をしないと病名は、はっきりしないです。」
はっきりしない?そりゃやばいでしょう。
「リンパの大きさを1ヶ月後に見せてください。それと直接放射線科で2回分の予約をして帰ってください。」
計3回分の予約をして帰った。
¥220
血液内科
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