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【試写さんぽ】FUJICA RAPID S2+FOMAPANで、ましかく写真を試し撮り

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おはこんばんちは。ジャンカメハンターのぐりやんです。
先日整備したフジフィルムの「フジカラピッドS2」にフォマパンを装填したラピッドカートリッジを詰めて試写してきましたので結果を紹介したいと思います。

撮影データ

カメラ:FUJICA RAPID S2 FUJINAR-K 2.8cm F2.8 3群3枚
フィルム:FOMAPAN100 Classic(100ft→12枚分をRAPID(G)カートリッジに装填)チェコ共和国製
現像:D-76処方(自家調合)25℃ 5分 定着:ラピッドフィクサー 5分
スキャン:Nikon COOLSCAN Ⅴ ED + VueScan

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拙者お気に入り、価格もお手頃で使い易いチェコ製のモノクロフィルムです。古いカメラでエモい写真を狙うなら断然ISO100がオススメですよ!

RAPIDカートリッジについて

RAPIDカートリッジはASA感度によって数種類がありその記号によって装填するフィルムのASA感度が決められています。今回はASA100のFOMAPANを装填しますからGカートリッジを使います。

EタイプとGタイプ

RAPIDカートリッジに付いているタブの長さでASA感度をカメラに伝達する仕組みになっています。ASA100は「G」タイプです。「E」タイプはASA64ですから今や使い道がありませんね。

ラピッドカートリッジの記号とASA感度とタブ長
記号ISO (ASA/DIN)タブの長さ(mm)記号ISO (ASA/DIN)タブの長さ(mm)
A25/150H125/223.5
B32/160.5I160/234.0
C40/171.0K200/244.5
D50/181.5L250/255.0
E64/192.0M320/265.5
F80/202.5N400/276.0
G100/213.0

ラピッドカートリッジのカメラへの装填はポンっと入れればOKです。あとは勝手に受け側カートリッジに差し込まれます。

試写の結果

ちゃんと撮れていましたよ。

この様に真四角な写真が撮れます。ネガの濃度も概ね揃っていますからプログラムEEも正確だと思います。
では、試写結果、いきます!

逆光なのに露出補正をしたかの様な仕上がり。少しセレンが弱っているのか?

若干オーバーっぽくはありますが許容範囲ですね。

明るい場所で絞り込まれるシチュエーションであれば周辺まで解像しています。

一転、絞りが開くシチュエーションでは周辺はかなり甘くなります。しかし、中心部はかなりシャープですね。これが3枚玉の味と言えるでしょう。

コントラストが高いとハイライトが滲んだ様な描写になります。

コントラストが高い被写体はイマイチな気もしますが、これが持ち味ともいえるでしょうね。

プログラムEE専用ですから意図して絞りを操作する事は出来ませんが、レンズの描写は、エモいっすね。

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おわりに

このカメラを使ってみた感想は「テンポ良く撮影ができて、真四角ファインダーがアタラシイ」ですね。サイズ感も良くて板金バルナックライカと同じような感じなんですよね。

デザインがかっこいいので飾っておくだけでも良いですね。
入手時は油まみれで不動のジャンクでしたが普通に使えるようになり自動露出も正常に動いているようです。写りはトリプレットらしく周辺が甘いですね。
中々使うのが困難なラピッドカメラでちゃんと写真が撮れているだけで感無量ですね。家から古いラピッドカメラが発見されても使えないからと棄てたりせずに市場に戻して頂けることを切に願います。

ぐりやん
ぐりやん

最後まで読んでいただき感謝です。
いつかこのラピッドカートリッジにカラーネガを詰めて写真を撮ってみたいですね。

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