詳細はよくわかりませんが1985年前後の製造と思われるブリジストンのロードバイクです。

かなり大柄なフレームです。またがるとチーンってなりそうですw
調べた限りでわかったスペックは以下の感じです。


BRIDGESTONE ROADMAN COLMO RMC-705G
フレーム Chrome Molybdenum(Cr-Mo:クロモリ) RMC-705G
シートチューブ長:C-T 585mm
トップチューブ長:C-C 550mm
ディレイラー SUNTOUR KLIMATIC F2×R6
クランク SRサンツアー 165mm
ペダル 不明
シートポスト 不明
サドル KASHIMA ROADMANロゴ入り
ブレーキレバー DIA-COMPEのママチャリ風
ブレーキ シングルピボットサイドプルブレーキBSマーク入り
ハンドル 不明ライザーバー
ステム SRサンツアー ROADMANロゴ入り
リム ARAYA 27×1.1/4~W/O ステンレス製



弟が帰省時に乗りたいというので軽整備前提で状態を確認
もともと親父の持ち物でしたが、もうすでにボロボロを通り越してスクラップ寸前です。親父は身長が175〜180と大柄なひとで、このロードマンをママチャリ風に使っていたのでステムはMAX以上に伸ばされていて、サドルは限界まで下げられています。
試乗の安全性確認のためブレーキレバーを思いっきり握ってみます。ワイヤーは切れませんでしたので、ちょっと乗ってみましたが、何とか乗れはしますw



ボロボロなのは置いといて、消耗品の状態
消耗品であるワイヤー類は錆だらけで変速関係のワイヤーは動きません、前後ブレーキワイヤーはなんとか動いてはいますがいつ切れてもおかしく無いぐらい錆びています。ブレーキシューはママチャリっぽいのが付いていますが、まあまあ効きますw。チェーンは錆サビでは有りますが伸びはあまりなくも使えなくも無いかなあ…。タイヤはひび割れがひどくエア圧を上げるとバーストしそうです。スポークとニップルはスチール製で、これまたひどい錆で寿命です。いつ折れてもおかしく無い状態で一本折れたらバキバキと連鎖して折れそうです。ニップルも鉄製のようで錆がひどいです。スピードを出すのは危険ですね。サドルとグリップは使えそうです。
各ベアリングの状態
ボトムブラケットはちょっとカクつきます。ヘッドセットはなんとか大丈夫ですが少しゴリつく感じ。ペダルのベアリングもゴリゴリです。フロントハブは若干ガタつき、リアフリーハブはオイル切れでペダルを逆回転させるとリアディレイラーがバタついてチェーンが緩みます。
各所とも開けてみないとわかりませんが、少なくともオーバーホールって感じですね。



要交換部品
タイヤ、スポーク、ブレーキワイヤーこの3点は出来るだけ早く交換しないと危険だとおもわれます。ただブレーキワイヤーはブレーキのワイヤーフィキシングボルトの錆が酷く緩めると再起不能になる可能性が高いのでなやむところですね。

とりあえずタイヤだけ交換する



インチ | ミリ |
1 1/4 | 31.75 |
1 3/8 | 34.925 |
1 1/2 | 38.1 |
タイヤの規格を古いタイヤから読み取ろうと見てみるがタイヤには「27x1 1/2」と書いてあるだけでETRTO値は書いてありません。ママチャリサイズっぽいですが1 1/2って聞いたことないな〜。まあリムサイズが27インチでタイヤ幅が1 1/2インチ=1.5インチ=約38ミリってのはわかるけど。するとリムにヒントが! ARAYA27x1 1/4〜1 3/8 W/O STAINLESS と書いてあります。アラヤ製のリムで使えるサイズはママチャリサイズでビンゴですねー。
1 1/4とかの数字はタイヤの幅を表していて単位はインチです。ミリに換算すると表のようになります。あらかじめチューブの状態を確認しましたらチューブはパンク修理跡もなく十分使えそうです。
通常ママチャリには1 3/8が使われているのでホムセンで入手できそうですね。ほんとは細いのが欲しいけど、まあいいでしょう。さっそくホームセンターに行ってみます。
27インチママチャリタイヤを買ってきた


27x1 3/8 の一番安いやつを一本1650円で入手してきました。共和という会社のママチャリ用のいちばん安価でスタンダードなタイヤです。取説に小さくmillionとあります。開封してみるとタイヤにはCST millionと書いてありタイヤの型番はC1074Nです。ミリオンは協和のブランドでCSTは台湾チェンシンタイヤのブランドです。CSTと協和ミリオンコラボ商品のようですね。チェンシンタイヤは車やバイク、自転車用のタイヤ共に日本でも流通するようになっていますので知っている方も多いと思います。まあ、そんなに悪くないと思います。空気圧はMAX300kpaまでですからロードバイク用としては大幅に不足していますが、まあママチャリライクにしか乗りませんから十分ですね。
タイヤ交換
実家には、趣味人であった親父が遺したいろんな工具や道具がたくさんあります。しかしながらハンドツール的な工具はあまりありませんでした。見つけれられないだけかも知れないんですがね。ママチャリのタイヤを交換するだけなので何とかなるでしょう。15mmのスパナが無かったのでモンキースパナだけ買ってきました。



スパナとドアストッパーとマイナスドライバーを使って何とかタイヤ交換しました。これは百戦錬磨の拙者だからできたことでありますからみなさんはちゃんとプラスチック製のタイヤレバーを使ってやってくださいね。慣れてない人がこんな荒業をやるとチューブを破る、リムを傷つける、などやあらかすのがおちですよ。拙者が普段使っているのはパークツール製のタイヤレバーです。お勧めです。
拙者は自転車のタイヤだけでなくオフロードオートバイのタイヤも自力で交換していましたからね。自転車のタイヤは100本まではないですが30~40本は交換してきていると思いますよ。

タイヤはきれいになりましたがブレーキ周りの痛みが酷いですね。
作業後記
ママチャリタイヤでMAX300Kpaってことですがタイヤプレッシャーゲージもないので適当に空気を入れました。乗った感じはまあコンパウンド柔らかでグリップは良さそうですよ。その分耐摩耗性は低そうな気はしますが、程よいバランスでコスパに優れたタイヤな気がしますね。
今回はタイヤのみ交換しましたが、スポークとブレーキワイヤーだけは早めに交換したいですね。それとすべてのベアリングをグリスアップしたいところです。
次回実家に帰るときは工具を持って帰って再整備しようと思います。
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