ジャンカメハンターのぐりやんです。
本日のお題は中判で手軽にカールツァイスを味わう方法でございますw
カールツァイスが使える中判一眼レフカメラはデカくて重くてお高い
中判でカールツァイスを使うことができるカメラとして最もメジャーでみんなの憧れはやっぱりスエーデンのハッセルブラッドでしょう。中でも500Cシリーズは人気ですね。しかしコンパクトとは言ってもそれは中判カメラ内での話で35mmを使うカメラと比べればデカくて重い。標準レンズ付きで重さは1.5キロにもなります。そしてお高い。一時底値のころは10万チョイでプラナー付きが買えたのだが、今や20万を越えなかなか手がとどくモノではないですね。あのころ買っときゃ良かったと後悔しています。ハッセルでは有りませんが、拙者のところにはカールツァイスが使える中判一眼レフがあります。
その名もPENTACON six TLっすね。PENTACONというのは東ドイツのZEISS IKONを前身とする会社でございまして、使えるレンズ群は正統なるカールツァイスイエナ製のレンズなのです。
しかしこのカメラはデカイ!そして重い!。その重さたるや標準レンズ付で1.4キロほど。そしてハッセルと比べればリーズナブルとは言え、標準レンズ付きで5万から10万ってところです。てな訳でお手軽とは正反対って事になりますね。
他にも少しお手軽なヤツは無いの?
カールツァイスが使える中判二眼レフカメラはデカくてお高い
カールツァイスが付いている二眼レフとしては、ローライフレックスが有名ですね。レンズは交換できないけれど名門カールツァイスのプラナーやテッサーが搭載されたモデルが存在します。こちらは上で紹介した一眼レフに比べるとだいぶコンパクトで軽いです。しかしながらお手軽に持ち運べるサイズなのかというと、まだまだデカイですね。そして問題なのがお値段です。プラナー付きだと10万から20万、テッサー付きだとかなり安いとは言え、5万〜って感じでちょっとお高いですよねぇ。
実は廉価版のローライコードってのもあるんです。こちらなら1万円台から入手可能です。レンズは正真正銘カールツァイスのトリオターです。
プラナーやテッサーに比べると画質は落ちますが3枚玉らしい味のある写りが期待出来ますよ。
これは安くて、お手軽と言えそうですね。
真打ち!カールツァイスが使える中判フォールディングカメラ
カールツァイスならやっぱりテッサー付きが使いたい。まあそりゃそうでしょう。ウンウンw
あるんです!テッサー付きのお手軽な中判カメラ!
それがZEISS IKONのIKONTAシリーズ。フォーマットとレンジファインダーの有無によっていろんなタイプから選べます。
フォーマットは6x9 6x6 6x4.5 でそれぞれレンジファインダーの有無がありますから概ね6種類のタイプから選べます。フォーマットの違いによってカメラの大きさもだいぶん違ってきますが折りたたみ式ですからお手軽に持ち運ぶことができます。特に6x4.5のものはコンパクトで、折りたためば35mmカメラと同程度の大きさですから持ち運びやすいです。
見分けかたをザックリ申しますと3桁の型番の後になにもなければ6x4.5、/2とあれば6x9、/16とあれば6x6という事になります。また日本では、セミがつけば6x4.5、シックスがつけば6x6なにもなければ6x9と呼ばれることもあります。そして、スーパーと付いていればレンジファインダー付きで、スーパーが付かなければレンジファインダーなしとなります。
もう一つ注意点としてNOVARというレンズが付いているものがあり、このレンズはカールツァイス製ではありません。ZEISS IKONが子会社に造らせたレンズです。写りは良いんですけどね。
その他、カールツァイスのテッサーは他社にも数多く供給されていますから、カールツァイスのレンズを搭載したフォールディングカメラは他にも存在します。例えばWeltaやBalda、Certoの製品など。ウチにはWeltaのTessarを搭載したカメラが2台有りまして、入手価格はどちらも数千円でした。ま、超ジャンクなんですけどね。
これらのカメラを探してみるのも良いですね。
まとめ
最後まで読んでいただき感謝です。
今回は、憧れのCarlZeissのレンズを中判で安価に楽しむ方法を書いてみました。
中判でカールツァイスというとハッセルと言うイメージでハードルが高いと思われがちですがイコンタシリーズなどのフォールディングカメラならば始めやすいのではと思った次第です。
ぜひ挑戦して、一緒に底なし沼にハマりませんかw
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