06. ベスト判(127)カメラ(絶カメ)


127(ベスト判)のカメラ
127は別名ベスト判と呼ばれる。BESTではなくVESTつまり服のベスト、チョッキ、ジレ、いわゆる袖の無い上着の事です。ベストのポケットに入るという意味で名付けられたVEST POCKET KODAK に由来し、ベスト判と呼ばれるようになったらしい。ちなみにチョッキの語源は諸説あるようでハッキリしませんが、「ベスト(vest)」は英語、「ジレ(gilet)」はフランス語らしいですよ。
フィルムはブローニー(120)フィルムをふた回りほど小さくしたような感じの裏紙付きロールフィルムであり、120は6センチ幅ですが127はフィルム幅が4センチで、基本フォーマットは4x6.5 4x4 4x3cm。一旦絶滅し入手できなくなったが、現在は北海道のかわうそ商店が復活させたフィルムが流通しており外国人が日本を訪れるテレビ番組でも紹介された。
このフィルムを使うカメラたちは非常にコンパクトで、名前にvestやbabyを冠するのものが多い。
ROKUOH-sha(六櫻社) | |||
Pearlette | OPTAR 6.3/75 | 3G3E | 1937 |
Luxury Pearlette | HEXAR ser.1 4.5/75 | 3G4E | 1937 |
TokyoKougaku(東京光学機械) | |||
PRIMO-JR | Topcor2.8/60 | 3G4E | 1958 |
Konishiroku(小西六) | |||
BabyPearl | HEXAR ser.1 4.5/50 | 3G4E | 1965 |
ZEISS-IKON(Germany) | |||
Baby box tengor | GoerzFrontar 11/50 | 1G1E | 1930 |