こんばんは、ジャンカメハンターのぐりやんです。
いきなり本題ですが、トイカメやらフィルムカメラやらに興味を持ち始め、ググりながらネットサーフィン(死語ですな)しているとロモとかlomo(ロモ)って単語を見かけることが多くあると思います。
lomoって何なん? lomoの意味は?
LOMO。正確にはLeningradskoye optiko-mekhanicheskoye obyedinenieの頭文字をとってLOMOな訳です。
発音は不明ですが日本語にすると、レニングラード光学器械合同の事だそうです。レニングラードと言うのは地名でして、現在のロシア西部の都市サンクトペテルブルクです。詳しくはウィキペディアやあちこちに書いてあるので探して見てほしいと思うわけですが、巷でいうロモというのはこの会社の事ではなくカメラのことをロモと呼ぶことが多いのです。
で、そのロモってカメラとはなんぞ?って話ですが、lomoでググるとロモグラフィーって一番にでてきますよね。でもロモグラフィーは厳密にはロモでは無いんですねー。
LOMO LC-A 独特の世界観が撮れるソ連製のカメラ ロモ
実はロモと言ったらLOMO LC-Aと言うカメラを指す場合がほとんどなのです。
ちなみにLC-AはLomo Compact Automatの頭文字です。もちろんスメ8やルビテルなんかもロモ製のカメラな訳ですが単にロモと言ったらLC-Aの事と業界では暗黙の了解があるのです( ^ω^ )
MINITAR-1 32mm F2.8 の特徴的な写り
ロモにはミニター1と言うレンズが搭載されています。焦点距離は32ミリ。あまり聞かない焦点距離ですが、SONYα7Ⅱの手ぶれ補正設定の焦点距離には32ミリがあったりします。
このレンズが、現代のカメラでは排除されてしまった、色々な収差等を残しているのです。収差は写真に悪影響を与えますからそれを補正するのがレンズメーカーの宿命なのは当たり前ですね。
ところがロモのレンズは収差だらけなんですね。
写した写真で特に目立つのは、周辺光量落ち(ロモの世界ではトンネル効果と言う)そして糸巻き型歪曲収差です。
そのせいでこのカメラは現在のカメラでは撮れない独特の写真が撮れてしますのです。
現在ではデジカメのエフェクトでレトロフォトなどの名前で再現する機能があると思うのですが、この元となったのがロモの描写だと言っても過言では無いでしょう。
Lomographyの誕生
1983年に発売開始されたロモでしたが、1991年にこのロモを手にしたオーストリアの学生が「このカメラ超カッケー」ってなって1992年にロモ協会みたいのを立ち上げ、のちにロモグラフィー宣言を発表します。
その後はニューヨークとモスクワで展覧会を実施。その収入を元手に1994年ついにLomography(ロモグラフィー)を起業したそうです。
その後はドイツにロモベルリン大使館みたいな施設(詳しくは不明です)をオープンしたりと活動は広がります。しかし1996年、肝心のlomo社はロモの生産中止を決定してしまいます。
ロモグラフィーの面々はlomo社を訪れ、当時主席主任であったウラジーミル・プーチン(そう現ロシア大統領のプーチン氏です)にロモ再生産の約束を取り付けたそうです。
ロモグラフィーのウェブサイトには、会談時の写真がありますよ。プーチン氏も写ってます。
Lomographyオリジナルカメラの発表
その後ロモグラフィーは、オリジナルカメラを発表します。
1998年アクションサンプラー発表
2000年にはスーパーサンプラーを発表、そしてロモグラフィージャパン設立。
2001年には初のロモグラフィーショップをオープンしたりでファンを増やして行きます。
2005年にはゼニット社とパートナーシップを締結してHorizonを発売したりフィッシュアイを発売したりと、どんどん新しいカメラを発表します。
LC-Aの生産中止とLC-A+の発売
しかし、とうとうlomo社も2005年にはロモの生産を中止しました。
しかし、2006年にはロモ製から、中国フェニックス社製となったLC-A+として復活を遂げます。
LC-Aにはなかった多重露光機能やコンバージョンレンズなどのアクセサリーが接続できる。
シャッターボタンにケーブルレリーズが接続できる。フィルムパトローネ確認窓がある。
などなど。
Lomography怒涛の攻勢へ
その後も2007年にダイアナ+、2008年にルビテル+など復刻版カメラを次々と発表。
そして35ミリフィルムの販売も開始します。
2010年にはスプロケットロケットやスピナー360°を、
2011年にはLC-wide、ラ・サーディナ、ロモキノ、
2012年には110フィルムを復刻、Belair Xを発表。
2013年にはキックスターターでニューペッツバールの資金調達を実施、ニュールサール+、コンストラクターを発表
2014年にはキックスターターにてロモインスタントの資金調達、LC-A120を発表。
2015年にはロモインスタントワイドを発表。
そしてロモのレンズをライカMマウント化したLomo LC-A Minitar-1 Art Lens 2.8/32 Mを発表。
2016年にはロモインスタントオートマットとインスタントカメラを毎年の様に発表します。
また同年ニュージュピター3+そしてキックスターターでダゲレオタイプオートマットを発表。
続けて2017年にはネプチューンレンズとロモインスタントスクエアの資金調達を開始。
とまあデジカメは全く発表していないにもかかわらず、話題に事欠かない訳です。
そして拙者も、いつの間にやら
かく言う拙者も、魅力的な製品を目の当たりにするたびに、何度も気絶して気がつくと宅配便が届いてしまうと言う有り様です(^_^;)
壊れたカメラをタダ同然で買って来て遊んでいたのに何故か気絶して新製品の新品を買わされている。ほんとに恐ろしい事です。
ありがとうロモグラフィー( ^ω^ )
本文内容等、間違いがあるかもしれません。間違っていたら
ごめんなさいm(_ _)m
友情出演 ウチのロモとロモグラフィーの愉快な仲間たちw
で、結局、ロモって何なん?それって美味しいの?
ロモを一言で言うと写りがスゲーんです。
カメラやレンズの良さを表現する時、写りが良いとか。抜けが良いとか言ったりしますが、ロモはそんなん関係なく、独自路線でスゲい写りなんですよw
本題に戻って結局ロモって何なん?
ロモとはLOMO LC-Aを指す場合がほとんどです。
で、現行のLOMO LC-A+を販売しているのが、ロモグラフィーということです。
ロモはお勧めできるカメラなのか?そうですね〜、独特な描写にピンときた人にはお勧めできます。ただし比較的古いものですし、最初から組み立てが微妙でピントが合わなかったりする個体も多いようです。熱狂的なファンが世界中にいてそれを味という人も居るようですがね。
拙者は3台持っていますが、致命的な故障を抱えた個体は比較的少ないのでは無いかなと言う気がしています。
どんな写真が撮れるのか、手っ取り早く知りたいならロモグラフィー のサイトを見るとわかりますよ。
特徴は濃い色と周辺光量落ち(ロモの世界ではトンネル効果と言う)そして糸巻き型収差です。
使用上の注意事項:電池が切れていても動いてそうな音がするので注意してくださいねw
気になったあなたは、こっち側へいらっしゃーいw
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