いつのまにらやウチにやってきてた「CANON Pと50mmF1.8Ⅱ」ですが、試写が終わったので現像してみました。
![](https://paraiso.mundanoz.com/wp/wp-content/uploads/2023/01/IMG_7394.jpg)
来たときの状態はスローシャッター全滅&距離計狂いのジャンクに、カビ玉を素人(拙者も素人ですがw)クリーニングしたらしくキズキズクモリ玉&グリス切れでヘリコイドスッカスカの50mmF1.8のおまけ付きw。
![](https://paraiso.mundanoz.com/wp/wp-content/uploads/2024/04/IMG_5836.jpg)
専用露出計は別途ジャンクで入手し修理したものです。
早速、全力で整備して全速快調となりました。レンズのクモリはとりあえずそのままで、ヘリコイドのみクリーニング&グリスアップ。早速試写に向かいますぜ!
CANON P + 50mmF1.8Ⅱ
キヤノンP型のPとはPopulaireの事らしくポヒュレールはフランス語で、英語でいえば「ポピュラー」つまり普及型と言うような意味だと思います。それまでの高級路線から一気に普及を目指して戦略的価格を狙った製品だったんだと思います。どうやって価格を下げたのかと言いますと、それまでのキヤノンのレンジファインダーはコストが掛かる変倍式ファインダーを搭載していたんですが、P型では固定式にしたんですね。実はこのファインダーが良いんですよ。変倍式を捨てた代わりに等倍式になったんですね。なのでとっても見やすい。視野にはアルバダ式ブライトフレームが3種類表示されていますが、なんとパララックス自動補正式です。フレームの種類は「35,50,100mm」で、常時表示されています。
![](https://paraiso.mundanoz.com/wp/wp-content/uploads/2024/04/IMG_0716.jpg)
ただ一つの難点は、等倍で35mmは視野が広すぎてアイポイントも短いため、少し見にくいんですよね。ぐうるっと見渡す感じと言いましょうか、ちょっと口では説明できませんねw
そんなわけで、メガネを掛けていると35mmのフレームは見えません。
早速試し撮りしてみた
で、いきなりですが試写結果をお送りしますw
![](https://paraiso.mundanoz.com/wp/wp-content/uploads/2023/01/18_canonp_100TMX_100630.jpg)
レンズを空に向けているのですが、キズレンズにしてはフレアはそうでもないですね。意外とイイねー
![](https://paraiso.mundanoz.com/wp/wp-content/uploads/2023/01/38_canonp_100TMX_100630.jpg)
こういうコントラストが高い部分は滲みっぽくなるけど味ですねー。解像感も文句なし、コントラストも高くて好みっすw
![](https://paraiso.mundanoz.com/wp/wp-content/uploads/2023/01/01_canonp_100TMX_100630.jpg)
ボケもいい感じですね。やっぱし4群6枚の描写って好きだなー
ボロボロレンズですが、結果は思ったよりもイイですヨ。
フレアも味って事でOKかなw
CANON P+CANON LENS 1.8/50+Y3
F1.8 1/30s
KODAK 100TMX
D76自家処方
Nikon COOLSCAN Ⅴ ED
前回のPENTACONのボケ味とどちらがお好みですか?
(友情出演PENTACON+BIOMETAR)
コメント