ギズモン知っていますか?色々と面白いレンズを出してくる熊本にある会社ですね。
ギズモショップの清家さんと妖カメハンター五条さんの掛け合いが秀逸なGizmoCastも面白いですよ。
咲坂さんと桃内さんの掛け合いを思い出しましたよ。
いつか清家さんと一杯やりたいものです( ^ω^ )
GIZMON Miniature Tilt Lens 50mm F1.6
では、本題。
これギズモンミニチュアチルトレンズと読むわけですが、チルトレンズって知ってますか?
まずは作例を見ていただきましょうかね。
チルトを試す
4枚写真を並べてみました。なんか違和感を感じませんか?
ユリと白い花はまあ普通でしょう。チルトを使わず普通に撮った2枚です。
標識と雑木は?何か変じゃないですか?
なぜか標識だけにピントが合っていますよね。まあ望遠レンズで撮ればこんな感じに撮れるとは思いますが50mmで撮ってます。そしてよく考えれば標識と同距離の道路にピントが合っていないの不思議じゃないですか?
雑木も手前の枯葉にピントが合ってるはずなのに、何故か奥の光る蜘蛛の糸にもピントが合っています。
後の2枚はこのレンズのTilt(チルト、ティルト)機構を使ってピントの合う位置を操作しているのです。
「ミニチュア・ジオラマ撮影に特化したティルトレンズです」
ギズモンさんとこの説明には「ミニチュア・ジオラマ撮影に特化したティルトレンズです」とあります。
ですのでミニチュア風写真は手軽に撮れたりします。
ミニチュア特化レンズで間違った使い方wを試す
ミニチュア特化?では普通のチルト撮影はできないのか?
これ、うちにあるビンテージMTBのチェーンのあたりをF1.6で撮ったものです。分かる人にはこの不思議さが分かると思いますが如何でしょうか?
手前のスプロケット(多枚数のギアです)から奥に続くチェーンまで、何故かピントが合っていますよね?普通のレンズだとF1.6開放で撮ってますから、こうはなりません。
4台の二眼レフ
手前に邪魔のものが写っているのは置いといて、4台のカメラが並んでいて結構な近距離です。しかもF1.6開放ですよ。手前から奥までピントが合っていますよね?不思議じゃないですか?
手前から奥のカメラまでピントが合っているの普通じゃありえないですよね。
実は逆チルトすると逆に一点にしかピントが合わなくなるんです。より遠近感が強調されますね。
これがミニチュア写真のカラクリなんですよ!
左はギターの指板、緑色のピックが挟んであるところからサウンドホール(ボディの穴ねw)まで、手前から奥までピントが合っています。
右は3フレット付近、手前の一点にしかピントが合っていませんね。
このように、ミニチュア特化と言いながら実は普通のチルトレンズのような使い方も出来なくはないです。はっきり言って使い難いですが。(だからミニチュア特化としたのでしょうかね?)
ミニチュア特化だから間違った使い方なのだろうかw
GIZMON Miniature Tilt Lensの外観と特徴
まずはこのお茶の缶のようなケースいいですねー。
レンズを見るとなんだかメカメカしいですねw
レンズ自体の作りは値段からすれば、かなり良いと思います。各部の名称は取説とは少し変えていますが、キモはチルトリングとボールマウントって事になります。
チルトリングを回すとボールマウントの固定が緩み自由に動くようになります。
最大チルト角は15度だそうですよ。
拙者が購入したのはSony Eマウントです。NEXの文字が懐かしい。
HPには、ミニチュア・ジオラマに特化とありましたが取説にはちゃんとチルトを使って全体にピントを合わせる方法が解説されています。間違った使い方ではなかったって事になりますねw
レンズ自体は本格的な変形ダブルガウス構成でフルサイズ対応です。
フルサイズ対応ですがチルトに対応させるためイメージサークルはかなり大きいと思います。
絞りは14枚の円形と言いたいところですが、
うちの子はちょっと不良っ気があるようですw
終わりに
チルトシフトレンズは実は商業写真では必須のレンズですから各有名メーカーも当然販売しているわけですが、需要が少ないためかとにかくお高い。
てな訳で、このレンズ意外と人気があるらしく品薄が続いているようですね。
拙者は今年のお正月に在庫復活を探知して、入手しておりました。
このような遊べるチルトレンズを適正価格で販売してくれたギズモンに感謝ですな。
清家さんありがとう。
これを見て最強に欲しまった人は下にのリンクから探してみてくださいね。
おっと。ギズモン関連のおすすめリンクも紹介しておきますね。
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