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ソビエト製人気のハーフカメラBelomo AGAT18K がやって来た ジャンクだけどねw

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いつの間にやらCCCPなカメラが増えてました。
旧ソ連製(ベラルーシ製)の、オモチャっぽいカメラ。

ファインダーに拙者の姿が写り込んでますw

BeLomo AGAT18K と INDUSTAR-104 28mm F2.8

AGAT18Kです。
AGAT18Kは当時のソビエト連邦内のベラールーシミンスクにあった、BelOMO (Belorussian Optical and Mechanical Association: Belorusskoe Optiko-Mechanichesckoye Obyedinenie)という会社で作られたカメラになります。(LOMOの場合はベラルーシではなくレニングラードですね)

このカメラはオモカメと揶揄される方も居られますが、実際おもちゃなのか?
拙者的にはNOですね。おもちゃでは無いと思います。
設計者は大まじめに設計したのではないかと思います。
そもそも拙者の考えるオモカメの定義とは、プラレンズでノンコート、シャッターは単速でピントと絞りは固定。そんなんがおもちゃでしょう。
しかしコイツは、レンズINDUSTAR-104という、3群4枚(テッサータイプ)でちゃんとコーティングも施してあり、回転ヘリコイドながら全群繰り出し式という真面目っぷり。
ファインダーは、逆ガリレオ・アルバダ式ブライトフレームファインダーという本格的な物を搭載しています。そしてホットシューもありますからフラッシュも装着できます。

露出はお天気マークによる手動プログラム式でシャッター速度と絞りは連続的に変化します。(大袈裟ですな)ほぼEV9~EV17をカバー(ASA100)できます。
なので、外観はおもちゃっぽいですが、こいつはオモカメではない!

分解して光線漏れ対策、内面反射対策を施す

拙者のところへやってきた個体はもちろんジャンク品で英世殿x2枚程度での入手です。
動作には問題なさそうですが、このカメラは遮光が甘いので有名ですから、分解して遮光対策と内面反射対策を施そうと思います。

内面反射は定番の植毛紙でやっていきます。
とりあえず青色LEDで内面反射の確認をしてみました。

まずは側面からです

レンズ後端、レンズボードの縁、そして暗箱?内面に(ここなんて名前でしょうか?)
かなり激しい反射が見られます。

次は上面

レンズボードの縁とスプロケットのネジの反射も無視できませんな。

対策のため植毛紙を全面に貼りました。

で、対策後の側面

ずいぶん改善されたのでは?
そして、ネジも。うん、かなり良さそう。

遮光対策はカウンターの窓からの光線漏れのみモルトで対策、フィルム室はとりあえずの対処療法って事でダブルマガジン化で様子を見る事にします。

と申しましても、昔のサクラカラーのパトローネを使用しただけですが。
パトローネを一旦分解してスプールを反転させれば受け側パトローネとして利用できます。
(知ってる方も多いと思いますが、コダック製を除く昔のパトローネはカシメが無く再利用が可能でした。)

あとがき

ぐりやん
ぐりやん

最後まで読んでいただき感謝です。
さてこの状態でカラーネガを詰めて試写中です。
結果はどうかな?

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